例9: 可動用Firewireケーブル / USBケーブルの高速画像伝送テスト

IEEE1394a、IEEE1394b、USB（2.0）、GigE、カメラリンクなど

高い解像度のカメラでは、大容量のデータ伝送が行われます。
大容量のデータを扱う高速バスシステムは、特にこういった用途に使用されています。カメラで一般的に使用されるのは、IEEE1394a、IEEE1394b、USB（2.0）、GigE、カメラリンクなどのバスシステムです。
 
特殊ケーブルを必要とするこれらのシステムは、多くの製造業者に廉価で提供されています。 しかし、これらのシステムに組みつけられているケーブルは「固定配線用」のものであったり、機械的なストレスに弱いものが多くあります。
 
これらのケーブルを機械的負荷、ノイズ、化学薬品といった条件で使用した場合、大きなトラブルが発生することがあります。
 
シールド短絡やケーブル断線によるダウンタイムだけでなく、伝送率の変化や減衰量の増加など、容量特性が変わるにつれてエラーが発生します。
不十分な機械構造の光ファイバーケーブルを使用すると、データ転送率も低下します。
 
バスケーブルの問題を根本的に解決するには、費用も時間もかかります。 断線箇所によっては、システム停止時にはエラーが検出されないこともあります。

プロフィバス、インターバス、デバイスネットなどのを使用したシステムに適合したケーブル要求を受け、イグスは独自のバスケーブルを開発しました。

高サイクルで大容量のデータ伝送を確保するために、機械的に安定したケーブル設計を目指して開発をしました。
またシールドの機械的構造においても、長寿命を目指した材料選定と、特殊な構造を採用しました。

製造業では、電気的、機械的特性だけでなくオイル、クーラントなどへの耐性も重要となっています。多くのチェーンフレックスケーブルの中でも、高性能TPE外被は、テストにより優れた耐久性が証明されています。

試験装置 :

USBとファイヤーワイヤーではとくに、ケーブルが非常に長いにもかかわらず、このストローク数を超えても画像品質への影響が確認されませんでした。実際の使用を想定したこのテストで、こういった高速バスケーブルの産業使用を検証しました。
このテストは、現在もイグス試験場で継続しています。

チェーンフレックス ケーブルに関する詳しい情報