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港湾の未来に向けた持続可能なエネルギー供給
これまで外航船舶は、港に係留している間、ディーゼルエンジンを稼働させて、電力を供給しなければなりませんでした。その結果、汚染物質や騒音が大量に排出させていました。陸上電力供給により、船舶は、荷役中にディーゼルエンジンを使用する必要がなくなり、地元の電力網に接続することができるようになりました。当社の陸上給電用でカスタム仕様のエネルギー供給システムは、陸電供給システムに電力線で電力供給することを可能にします。この陸電供給システムは、横付けされた船舶に接続するために必要なシステムです。イグスの陸電供給用ソリューションは、次のようなことに役立ちます

どの港もそれぞれ特徴があり、潮汐の挙動、ターミナルの設計、設備は港によって異なります。陸電供給を装備した船には、船上にケーブルドラムがあり、コネクターが付いた2本のケーブルを岸壁に降ろすことができます。これを岸壁のソケットに接続します。固定ソケットの最適な位置を見つけるには、条件が3つあります
1. 船と岸壁の電源位置がずれていること
2. 船内CMSの制限
3. 係留場所の柔軟性
イグスの自走式iMSPOシステムが、その解決策を提供します。iMSPOシステムは、係留場所に沿って400m以上の距離まで、必要な場所に船のケーブル用に岸側コンセントを提供することができます。
海上ターミナルとLNGターミナルでの接続ソリューション海上ターミナルと船舶では、特に過酷な天候状況と常に変わる停泊位置にも対応できる高い柔軟性と信頼性を備えたエナジーチェーンが強く求められます。一方、LNGターミナルでは、長距離、過酷な環境条件、常時、運転準備といった課題に対処できる頑丈で、メンテナンス頻度の低い陸上電力供給ソリューションが必要です。いずれの場合も、イグスの OSCエネルギー供給システム が最適です。両者とも、潮の満ち引きや風、波による動きを補正し、緊急時対策機構を実行できるシステムを必要としているからです。このシステムは、バーレーンのFSUに関する当社のユーザーレポートでも紹介されています。
イグスの陸上電力供給システムは、自社試験施設において、実際の使用条件下で、あらゆる天候条件を想定した検査を行っています。ケルンのイグス本部には、あらゆる産業を想定したおよそ4,000㎡の試験施設の敷地のうち、1/3が屋外にあり、その一角で陸上電力供給向けおよびオフショア向けのエナジーチェーンのテストを行っています。試験タワーを使って、長距離移動や垂直走行について、風や悪天候の下での適合性を確認しています。
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