解決方法
「サプライヤーはソリューションの一部です。」
エンジニアたちは、ドア開閉機構向けに、省スペースで耐久性があり、メンテナンスの少ないコンポーネントを探していました。「我々は高い基準を設定しています。サプライヤーがソリューションの一部となってくれることを期待しています」と、Masats社の電気エンジニアであるアルベルト・ルセナ氏は言います。エンジニアたちはイグスで、必要としていたものを見つけました。イグスは、ケルンで1989年以来、連続稼働する機械やオートメーション部品のためのさまざまなケーブル「チェーンフレックス」を開発してきたエキスパートです。長い期間をかけて
製品ラインアップを拡大させ、現在は1,350種類以上ものケーブルを提供しています。こうしてMasats社の担当者は
制御ケーブルCF9.ULの採用を決めました。
ケーブルの曲げ半径は5xdで、堅牢性と耐久性も確保されています。これは特殊な構造によって実現しています。撚り線は、耐屈曲性に優れた裸銅線で構成されています。熱可塑性エラストマー(TPE)の混合材で絶縁した線心は、短いピッチで撚られています。「この設計により、制御・動力ケーブルは、わずか20mmという非常に小さな曲げ半径でも動作が可能です」とルセナ氏は言います。「こうした理由から、このケーブルは、市場内でも特にスペースが限られたシステムである当社の乗降ドアに最適です。」