チェーンフレックスでスペースを節約！

ケーブルを適切にガイドするためのスペースが機械内に残っていないですか？

この動画では、スペースの問題をどのように解決できるかをご説明しています。是非ご覧ください。

設置スペースを最大25%削減 – 動力ケーブル

動力ケーブルは比較的シンプルなケーブルです。その機能は、モータに電流を流すことです。周波数変換器に接続しているため、定格電圧は600/1,000Vで、4本の線心（L1、L2、L3、PE）があります。動力ケーブルは大量の電流を供給する場所で使用されていますが、自動化技術の要件は近年劇的に増加しています。
これらすべての要件を満たし、エナジーチェーン内の連続する機械的負荷に耐えられる動力ケーブルを実現するため、重要となるのが材料と製造工程です。高負荷時に信頼性の高い駆動力を確保することも、依然として必要な条件です。港湾クレーンはその一例です。
イグスの動力ケーブルは、高品質のXLPE絶縁材料で作られています。エナジーチェーン向けに設計されたこのケーブルは、高速で低損失なスイッチングが求められるモータに対応するため、低キャパシタンスです。そのため、電流密度が上昇しても非常に高い絶縁性能を確保します。ケーブルは、長いストロークや小さな曲げ半径で使用する場合にも、長寿命であることが求められます。小さな設置スペースで連続動作するため、撚った線心も高品質でなければなりません。これらを満たすことで、長寿命で信頼性の高い動力供給が確保できます。

チェーンフレックス 動力ケーブルの詳細については、こちらをご覧ください。

設置スペースを最大32%削減 – 複合ケーブル

複合ケーブルは、動力ケーブルと同様にモータに動力を供給します。XLPE絶縁体の利点はこのケーブルでも生かされています。複合ケーブルの他の重要な機能は、モータブレーキへのエネルギー供給や、温度センサーから周波数変換器への信号伝送です。そのため複合ケーブルには、周波数変換器が干渉を受けないように、追加のシールドに覆われた1つまたは2つの制御ペアがあります。複合ケーブルは、電磁両立性の向上のため、電磁干渉を防ぐ全体シールドを施すことがよくあります。つまり、複合ケーブルは動力ケーブルよりもはるかに複雑で、より多くの線心があります。また、シールド付きの制御ペアがあるため、動力ケーブルのように対称性のある構造ではありません。これにより、高品質ケーブルの設計には大きな課題が生じます。
ソリューションとなるのが、隙間に食い込む充実押出成形の内被です。これが、全体シールドの基盤を強固にし、シールド付き制御ペアを覆って線心を縦方向にガイドします。この内被は、線心の長寿命を実現し、高品質のシールドの耐久性を確保する非常に重要な要素です。長いストロークで小さな曲げ半径の場合、ケーブルはさらなる高負荷を受けるため、特別な保護が必要となります。複合ケーブルの主な用途は自動倉庫ですが、その他にも工作機械やハンドリング用リニアロボットにも欠かせない製品です。
 

チェーンフレックス 複合ケーブルの詳細については、こちらをご覧ください。

設置スペースを最大32%削減 – エンコーダケーブル

エンコーダケーブルは、フィードバックケーブルなどとも呼ばれます。このケーブルは、送信機システムから周波数変換器への信号のフィードバックに使用されます。自動化技術でドライブを正しく動かすために重要な速度や角度位置などの情報は、ケーブル内のさまざまな信号線心の組み合わせによって高密度で伝送されます。このケーブルには、さまざまな導体断面積、線心数、シールドの組み合わせが混在しており、それらは動作中に特別な保護を必要とします。特殊な各対シールドや線心被覆が、その保護の役割を果たします。
長いストロークで小さな曲げ半径の場合、ケーブルに過酷な負荷がかかるため、大きな課題が生じます。ケーブル内のコンポーネントは繊細なため、エンコーダケーブル製造には高品質で厳選された材料を使用することが重要です。確実な耐久性が求められるエンコーダケーブルに不可欠な要素は、TPEなどの高品質な外被、隙間に食い込む押出成形の堅牢な内被、高い遮蔽率の編組シールド、最適な編組角度です。エンコーダケーブルは可動用途で使用されるため、こうした要件は特に重要です。

チェーンフレックス エンコーダケーブルの詳細については、こちらをご覧ください。

技術背景 - 製品担当が分かりやすくご説明

チェーンフレックスでスペースを節約！

... でもどうやって？この動画では小さな曲げ半径に対応し、設置スペースの節約に貢献する、チェーンフレックス各ケーブルの特徴を簡単にご説明いたします。