PROFIBUSケーブルで確実なデータ伝送

PROFIBUS (Process Field Bus) は、オートメーション技術の分野で広く使われているフィールドバスシステムで、1987年にドイツで21の企業と研究機関が参加して開発されました。 PROFIBUS DP (decentralised peripherals) と PROFIBUS PA (process automation) は区別されています。 最初の PROFIBUS FMS (Fieldbus Message Specification) は、1993 年に PROFIBUS DP に置き換わったため、今は国際フィールドバス規格には含まれていません。
 
製造業では、PROFIBUS DP は制御システムとセンサ、アクチュエータ間の高速通信に使用され、データ伝送速度は最大12Mbps です。PROFIBUSは世界中4,380万台の機器で使用され、製造業やプロセス産業で最も広く普及しているフィールドバスシステムです。 製造業では伝送速度の高速化が求められており、PROFINETでは先進的な開発としてイーサネットベースの産業用バスシステムを導入しました。 PROFINET は PROFIBUS の後継と考えられ、今後数年の間に、置き換わるものが増えていくでしょう。 PROFINETについて詳しくはこちら！

Profibusの用途 PROFIBUSは主に製造業やプロセス産業で使用されています。しかし、PROFIBUS ケーブルには様々な用途領域があります。多くの場合、ケーブルは、機械や装置の内部に恒久的に敷設されるので、単線導体を持つケーブルまたは7本の素線からなるフレキシブルな撚り線導体を持つケーブルを選択することができます。
 
俗にケーブルキャリアとも呼ばれるエナジーチェーン内での用途には、PROFIBUSケーブルの細線を使用する必要があります。また、長年にわたって安全なデータ伝送を確保するためには、エナジーチェーンの動きに合わせたケーブル構造が必要です。そのため、特にロボット、包装機械、生産機械、工作機械などの機器や機械にチェーンフレックスケーブルが定着しています。
 
イグスのPROFIBUSケーブル イグスでは多数のPROFIBUSケーブルを取り揃えております。8種類のケーブルレンジから合計11種類のPROFIBUSケーブルが用途に応じて利用できます。すべてのチェーンフレックスケーブルは、エナジーチェーン内での連続動作のために開発されました。お客様のご要望に応じて、PVC、PUR、TPEの異なる外被を選択することができます。異なるバスケーブルシリーズは、異なる性能レベルを提供しているため、用途領域ごとに適切なケーブルを選択して、最長の耐用年数を達成することができます。
 
すべてのチェーンフレックスケーブルは、同じ品質基準に準拠しています。それは、CF888シリーズのコスト効率に優れたケーブルであろうと、CFBUS.LBシリーズのように最高度の要求と最小の曲げ半径のケーブルであろうと変わりません。イグスは、すべてのチェーンフレックス可動ケーブルに対して、最大1,000万往復回の寿命で最大36ヶ月無償交換保証を提供しています。

伝送距離 バスケーブルの最大伝送距離の話題は過小評価されがちです。一般的には、ケーブルの種類によって最大ケーブル長が大きく変わることがあるので注意が必要です。固定設置用ケーブルは、連続動作のために設計された可動用ケーブルよりも常に減衰量が低くなります。その結果、可動用ケーブルの伝送距離は固定設置用ケーブルに比べて短くなります。
 
ケーブルシリーズにもよりますが、チェーンフレックス PROFIBUSケーブルは最長400mのストローク長に対応できるように機械的に設計されていますが、ケーブル長が増すほどバスシステムのデータ伝送速度は低下します。当社の経験から、PROFIBUSの場合、2つのリピーター間で最大70mのケーブル長が可能であることが示されています。ただし、この長さは環境条件や用途によって異なる場合があります。
 
メートル単位での販売、ハーネス加工 チェーンフレックス PROFIBUSケーブルは切断料や最少注文数なしで、1メートルからご注文いただけます。さらに、これらのケーブルをコネクタ付きの「レディーケーブル」としても提供しています。すべてのチェーンフレックス PROFIBUSケーブルは、ハーネス済みケーブルとしてご希望の長さで1本からご注文いただけます。当社のオンラインショップで、異なるケーブルタイプ、コネクタが選択可能です。フィルター機能を利用することで、適切なタイプをお選びいただけます。