カナダの石油掘削会社では、ドリルパイプを地中に降ろして再び引き上げるトップドライブに、激しい嵐の後でも常に安全かつ確実にエネルギーと信号を供給できるよう、イグスのe-loopエナジーチェーンを採用しています。このエナジーチェーンは、従来使用していたサービスループに代わる製品です。
掘削船に搭載されているHuisman社製マルチパーパスタワーには、堅牢なプラスチック製エナジーチェーンが使用されており、40mにわたりケーブルをガイドしています。エナジーチェーンは垂直に上昇するため、荒海と強風にさらされます。
このジャッキアップリグには、エナジーチェーンE4.1シリーズの800型と高負荷対応のミドルパーツ付きE4.112型が使用されています。カンチレバー用の対向型エナジーチェーンと、ドリルフロアのスライド式ミドルパーツ付きエナジーチェーンにより、システムに必要な設置スペースを削減します。
エナジーチェーンはフィンガーボードの装着やトップドライブの駆動などの用途で使用されます。動力・データ・油圧を運ぶ多数のケーブルやホースの高荷重に耐えなければなりません。
メーカーは、掘削船のキャットウォークに最適なケーブルガイドシステムを探していました。そこで、海に面した環境でも堅牢かつ耐久性に優れたE4/4シリーズのエナジーチェーンを採用することにしました。
パイプ敷設船内部では、パイプ敷設や溶接装置用のケーブルが、切粉保護に優れたエナジーチューブでガイドされています。ケーブルの損傷を防ぎ、ロングストロークでも安全に走行します。
パイプ敷設タワーやパイプ敷設船のテンショナーのケーブルガイドには、堅牢なE4.1シリーズのエナジーチェーンが使用されています。組立済みの状態で納品されるため、設置にかかる時間とコストを削減することができました。
洋上風力タービンの据付船には、リーベル社のCAL-seriesの大型ロータリークレーンが使用されています。このクレーンは最大1,500トンの部品を持ち上げることができます。ブームを最大900度旋回させることができる2つのエナジーチェーンを接続した革新的なコンセプトにより、旋回リングを介したエネルギー伝達を実現しました。
パイプ敷設船の大型クレーンのケーブルガイドには、エナジーチェーンを内蔵した軸周回転型が使用されています。エナジーチェーンはインターロッキング構造になっており、省スペースな設計が可能です。
当社のエンジニアリングチームは、この掘削船のライザーハンドリングクレーンに、エナジーチェーン、ガイドチャンネル、チェーンフレックスケーブルで構成された組立済みシステムを提供し、設計から最終検収までサポートしています。
Ship & Yacht Engineering社のAフレームは、揺動運動により180°の可動半径を実現しています。同社はイグリデュールTX1を使用した樹脂ベアリングを使用し、メンテナンスを最小限に抑え、無潤滑な軸受部を実現しました。
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