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この製品は、実績のあるイグリデュールA181をPTFEフリー材質で代替する製品で、従来と同等価格で同等の性能を提供します。

オルト博士、PFAS規制の現状をどのように評価していますか?
「欧州化学機関(ECHA)は、PFAS規制案の評価作業を続けています。担当委員会の最終的な科学的見解は、2026年中に出されることになっています。そのため、欧州委員会の決定は早くても2027年以降になる見込みです。当初の提案は、すでに拡大され、2025年には適用分野が追加されています。これは規制に関する議論の幅が広がっていることを示しています。」[cirs-ck.com] [echa. europa.eu]
イグスはなぜPTFEフリーの材質、特に食品接触用の材質の開発を決定したのでしょうか?
「食品技術分野のお客様は、規制上、長期的に安全な材質を必要としています。PTFEはPFASグループに属するため、自動的に現在の議論の中心となっています。最終的な規制がどのようなものになるかにかかわらず、私たちは将来起こりうる規制の影響を受けないソリューションをお客様に提供したいと考えています。食品に接触する材質には、特に厳しい清浄度と衛生基準が適用されます。PTFEフリーの材質であれば、明確で信頼性の高い出発点を提供できるものと考えています。」

マグナス・オルト博士と素材開発者のレナ・アーノルド氏、イグスの試験施設にて
PTFEフリーのすべり軸受材質を開発する上で、技術的な課題は何だったでしょうか?
「PTFEは、摩擦係数が低く、無潤滑特性に優れているという点で、従来より重要な機能を果たしてきました。PTFEなしでも機能する代替品を開発することは、トライボロジーの仕様を全面的に見直すことを意味していました。食品と接触する用途では、洗浄薬品への耐性、低マイグレーション特性、強靭な機械的仕様といった付加的な要件があります。私たちは、これらすべての要件を確実に満たすソリューションを見い出すまで、多くの材質の組み合わせを試験しました。すなわちこの新材質は、代替固体潤滑材と最適化されたポリマーマトリックスの組み合わせに基づいて構成されており、それが堅牢かつ食品グレードの総合的な特性を実現しています。」
この新材質は、食品業界のユーザーにとってどのような利点があるでしょうか?
「まず第一に、特に現在進行中のPFAS規制を考慮すれば、計画立案に寄与します。お客様は、将来の設計を意識せず、材質が完全に使用可能であることを確信することができます。技術的な面では、良好な無潤滑運転特性、高い耐摩耗性、洗浄・消毒工程への耐性により好評価を得ています。このため、信頼性、衛生面、ダウンタイムの短さが重視される食品製造用途の全般にわたって適しています。」

イグスの今後の展開はどのようなものでしょうか?
「新材質の開発は重要なステップですが、最終目標ではありません。私たちはすでに、より高荷重、高温、または耐摩耗性が必要となる用途向けに、PTFEフリーの材質を開発しています。その目的は、技術面だけでなく法規制面でも長期にわたって適合する最新のPFASフリーなすべり軸受材質を、幅広い製品ラインナップを通じてお客様に提供することです。」

PTFEやPFASの使用禁止が議論されている昨今、当社のすべり軸受に関する重要な情報をここにまとめました。さらに、PTFEフリーのイグリデュール材質や、健康に有害または重大な影響を及ぼすと考えられるPFAS物質の検査を実施したイグリデュール材質のリストもご覧いただけます。

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