使用事例について:
AINAC Systems社では、現在、イチゴの自動収穫システムを開発しています。高価な多関節アームロボットを使用せずに、3軸(水平・垂直・回転)でイチゴを摘み取る簡易ロボットアームを特別に開発しました。ロボット構造の主要部分には、無潤滑のイグス材質と、Apiro モジュラー式ギアボックスが使用されています。
問題
このアプリケーションの課題は、ビニールハウスのような水や泥が多く、湿度の高い環境でも問題なく動作させることです。収穫ロボットの重量をできるだけ軽くするために、同社はプラスチック製の部品を選択しました。
解決方法
収穫ロボットの製作にあたり、当初は、他社製のウォームギアユニットを検討していました。しかし、Apiroのサンプルボックスを受け取った担当者は、Apiro モジュラー式ギアボックスが要件にぴったり合うと確信します。
ステアリングアクスルのアーム旋回ベアリングは無潤滑のイグリデュールJ2で製造されています。車輪駆動、ステアリング、アームスイング用の減速ギアボックスには、シャフト(オプション)付きのApiro ギアボックスが採用されました。
アームの水平・垂直移動機構は、ドライリンW ダブルレールWSQと、ピローブロックベアリングで構成されています。
アイナックシステム社は、イグスのモジュラーシステムを使用して、低コストでありながら優れた耐久性、安全性、耐候性のあるロボットソリューションをカスタムメイドで構築することができます。