メンテナンスフリーのガントリーで低コストなオートメーション

内容

リニアロボットとは？

リニアロボットとは、複数の直線軸を組み合わせた産業用ロボットです。多次元的な動きを実現し、位置決め作業や自動化、測定ステーションとして使用されます。ガントリーロボットには、ラインガントリ、フラットリニアロボット、ルームリニアロボットなど様々なデザインがあります。

リニアガントリーは垂直作業面で使用され、リニア軸は主軸に沿って移動するリニアスライドに取り付けられています。
フラットリニアロボット（エリアガントリロボット）は、XY方向に移動するリニア軸システムに基づいています。
エリアガントリーは通常XYZストロークの3軸ガントリーですが、軸を追加することも可能です。

リニアロボットの典型的な応用分野は？

リニアロボットの代表的な応用分野には、ピック・& プレース・ソリューション、測定・試験自動化、ラベリング・アプリケーション、組立セル、選別機、安全技術、実験・分析技術、医療技術、ハンドリング、自動化、位置決めなどがあります。

リニアロボットの価格は？

1,183.90ユーロのラインロボットから、1,539.39ユーロのサーフェスガントリーロボット、2,250.24ユーロのルームガントリーロボットまで、イグス® のリニアロボットは、他メーカーに比べて有利な価格設定となっています。これは、イグス® がプラスチック射出成形の低コスト生産のメリットを顧客に還元しているためです。

イグス® リニアロボットの利点は何ですか？

igus® のリニアロボットは、drylin® 製品グループの無潤滑ドライブとリニアテクノロジーに基づいています。イグス® は、必要な軸、モーター、エナジーチェーン、ケーブルの製造・供給業者として、リニアロボットキットの迅速な納品だけでなく、カスタマイズされたソリューションも提供しています。

標準またはご要望に応じて

最も一般的なサイズの標準リニアロボットは、在庫から24時間以内に発送可能です。ガントリーコンフィギュレーターを使用すると、ストローク長を個別に指定したり、お客様のご要望に合わせてカスタマイズしたガントリーを構成することができます。

リニアロボットの設定

メンテナンスフリーのリニアロボット

モバイルXXL―3Dプリンター用にカスタマイズされたリニアロボットシステム

イグスのエンジニアのサポートにより、Actual社は、XXLフォーマットのモバイル3Dプリンターを導入しました。このプリンターは、アムステルダムの海洋地区にあるオランダの「ヨーロッパビル」の建設で、生分解性プラスチックを使用した画期的なファサード要素の設計する際に使用されました。ここでは、イグスの多軸リニアロボットのモジュラーシステムが使用されています。このケースでは、X軸とY軸にドライリンの歯付きベルトユニット、Z軸にドライリンの送りねじおよびナットシステムを搭載したルームリニアロボットが使用されています。

XXL 3Dプリンタのリニアロボット

生化学用液体充填機におけるリニアロボット

ベルリンを拠点とするM2-Automation社は、高い化学的・衛生的・純度要求のもとで、診断システムの製造やサンプル調製用の機器を開発・製造しています。ピコリットルやナノリットルの化学・生物学的液体や懸濁液の自動充填システムを製造するために、同社はラボ環境に適合したリニアロボットを必要としていました。drylin リニアロボットは、軽量、コンパクト設計、潤滑油の完全排除、高速、位置決め精度、そして顧客が納得する価格性能比という選択基準を満たすものでした。可動部にはすべてポリマーベアリングを使用しているため、無潤滑でメンテナンスフリーのリニアロボットとなっている。

モジュラー式ガントリーを使用した生化学分析用の注入装置