解決方法
イグリデュール ベアリングは、グリッパーの動作において重要な役割を果たしています。製品は、
ドライリンR リニアベアリングRJMP-01-25を使用しています。Krones社が採用した理由は、プラスチック製のため軽量で費用対効果が高く、非常に堅牢であることです。こうした特長は実証されています。Krones社では、この耐性の高いベアリングに関するクレームはまだ届いていません。衝撃や汚れに強く、強い振動や過酷な環境条件にも耐えることができます。ここでもまた、ベアリングの特別なセグメント設計など、小さな改良が重要となります。このベアリングは、粉塵環境で強みを発揮します。こうした環境では、ダスト粒子がガイドシャフトに蓄積します。ダスト層が増えていくと、シャフトの直径も大きくなっていきます。その結果、強い摩擦によりトラバース動作がどんどん鈍くなっていきます。
クリップ付きのリニアベアリングではすべてスムーズに動作します。ダストはベアリング内に蓄積せず、摩擦および摩耗特性に大きな変化を与えることなく、ベアリング内を通過します。
Krones社のグリッパー担当者は、これまで使用されていた標準のボールベアリングとは異なる点に気づきました。既存のベアリングは、衝突しただけで破損してしまいました。ボールはシャフトに押し込まれることが多いからです。
しかしイグスのリニアベアリングは、Krones社の「従来型」の包装機械用グリッパーの運転にも非常に役立ちます。イグリデュール リニアベアリングは、Krones社のモジュラー式グリッパーシステムにぴったりフィットするからです。