これまでの鉄鋼業界では、大型の工業炉を使用してローラーを1000℃まで加熱するのに240分かかっていました。ウェッツラーにあるBättenhausen Wärmetechnik社は炉の最先端のメーカーで、電気制御装置とスイッチギヤ、また工業炉の鉄骨構造を専門としています。 あるプロジェクトで、全く新しいタイプの炉のシステムを設計し、ローラー加熱に必要な時間が約70~90分と、通常の3分の1に短縮しました。
炉にはガス、圧縮空気、電気が供給され、さらに制御・測定システム用の各種ケーブルが必要です。これらのケーブルを誘導するために、柔軟性と工場内の熱への耐性を備えたガイドシステムを求めていました。 また、この加熱炉は可動式のため、とりわけ柔軟なシステムが必要でした。 それを受けて現在、イグスのE4/00シリーズのエナジーチェーンが安全にガイドしています。