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丸棒は、そのままで構造を支える部材になったり回転部品の材料になったりしますが、同時に加工のベースとなって各種の加工作業を施され必要な形を作り出すことができます。ここでは丸棒の材質の種類と選び方、そしてイグスのエンプラ丸棒の特徴についてご説明します。

丸棒とは金属や樹脂などの材料を円柱状に成形したもので、加工母材(かこうぼざい)と言われる材料の一種です。切断するなど加工を行うことで、シャフト、ローラー、カラー、スペーサー、ブッシュ、治具、試作品など、さまざまな部品に作り替えられます。
丸棒には、鉄、ステンレス、アルミなどの金属製のものに加え、POM、MCナイロン、PEEK、PTFEなどの樹脂製のものがあります。強度、重量、耐摩耗性、耐薬品性、加工性、使用環境などを比較し、作り地部品の用途に合った材質を選ぶことが重要です。
無給油で使えるイグスのエンジニアリングプラスチックは、メンテナンス削減やグリスを避けたい用途において有効な選択肢です。
丸棒は旋盤加工などにかけられ、加工されます。穴あけや溝入れ、ねじ切りなどの加工をすることで、多くの部品が制作できます。
例)
ベアリングローラー・リング/ブッシュ(軸受)/ガイド・レール/ネジ・ボルト・ナット/スペーサー・カラー/ポンプハウジング・ノズル/シール・パッキン/歯車(ギヤ)など。

丸棒を選ぶ際は、材質名だけで判断するのではなく、実際の使用条件を確認することが重要です。
確認すべき主な条件は、次の通りです。
・荷重・速度・温度・相手材・動作頻度・水や薬品の有無・粉塵や異物の有無・潤滑油を使えるかどうか・必要な寸法や加工形状・試作か量産か
摺動部品として使用する場合は、摩擦や摩耗の条件も重要です。単に硬い材料を選ぶのではなく、相手材との組み合わせや動き方に合った材料を選ぶことで、部品寿命やメンテナンス性を改善できます。
イグリデュール丸棒は、イグスの高機能プラスチック「イグリデュール」を丸棒状にした加工母材です。旋盤加工やフライス加工によって、すべり軸受、ローラー、ガイド部品、スペーサーなど、用途に合わせた部品を製作できます。
イグリデュールは、摺動部品向けに開発された高機能プラスチックです。無給油で使用でき、摩擦や摩耗を抑えたい用途に適しています。
金属製部品では潤滑やメンテナンスが課題になる場合でも、イグリデュール丸棒から加工した部品であれば、無潤滑化やメンテナンス削減に貢献できます。
イグスでは、材料販売だけでなく、加工品の製作にも対応しています。CADデータをアップロードすることで、ドイツで加工し、完成した加工品をお届けすることもできます。
自社で切削加工を行う設備がない場合や、試作品を短期間で製作したい場合、図面形状に合わせた加工品として手配できます。
丸棒材を購入して自社で加工する方法だけでなく、加工品として依頼する方法も選べるため、試作、少量生産、一点物の部品製作に活用できます。

部品を検討する際は、まず標準品で対応できるかを確認するのが基本です。標準のすべり軸受やローラーで対応できる場合は、コストや納期の面で有利になることがあります。
一方で、寸法が特殊な場合、標準品では形状が合わない場合、試作で仕様変更の可能性がある場合は、丸棒から加工する方法が有効です。必要な形状を小ロットで製作しやすく、設計変更にも対応しやすいためです。
イグリデュール丸棒は、試作品や一点物の部品、標準品では対応しにくい摺動部品の加工母材として活用できます。
丸棒は、必要な形状に加工するための円柱状の母材です。金属丸棒は強度や剛性が必要な用途に、樹脂丸棒は軽量化、耐食性、加工性、無給油化を重視する用途に適しています。
特に、食品機械、包装機械、搬送装置、半導体装置などでは、摩擦、摩耗、潤滑、薬品、水、粉塵などの条件を考慮した材料選定が重要です。
イグリデュール丸棒は、無給油で使用できる高機能プラスチック製の加工母材です。国内在庫の代表材質としてイグリデュールJがあり、直径10mmから100mmまで対応可能です。
標準部品では対応できない形状や、試作・少量製作の部品をご検討の際は、用途に合う材質選定からご相談ください。
丸棒から加工する部品は、使用条件によって適した材質が異なります。荷重、速度、温度、相手材、水や薬品の有無、潤滑の可否などを確認することで、用途に合った丸棒材質を選定しやすくなります。
イグスでは、摺動部品向けの高機能プラスチック「イグリデュール」の丸棒、中空棒、プレート材を取り扱っています。試作品、一点物の加工部品、標準品では対応しにくい特殊形状の部品をご検討の際は、お気軽にご相談ください。