このページに掲載した表は、DIN VDE 0298 第4部から抜粋したものです。これらの数値は簡略化された近似値ですので、個々の用途に適用される規定に準拠して計算の上、設計されることをお薦めします(たとえば、DIN VDE 0100第410部の間接接触、DIN VDE 0100第430部の過電流遮断装置、DIN VDE 0100第520部の電圧低下等)。あらゆる規定や一覧表を、ここに記載すること
は不可能ですし、場合によっては、同じケーブルでも条件によって許容電流が異なる場合があります。ケーブルの断面積を選定する際に重要なのは、通常運転時の許容電流です。つまり許容された温度範囲内での運転を意味します。
表1に示した電流値を稼動電流を伝送するケーブルに適用します。通常、2~3心のケーブルでは電流が印加される導体は2本、4~5心のケーブルでは3本となります。ケーブルダクトまたはエナジーチェーン内で多心ケーブルをご使用になる際にはこの点に留
意してください。この電流値は、周辺温度30℃で電流負荷のないケーブルを使用すると想定して記載されています。周辺温度がケーブルの熱損失によって上昇する場合には、表2の変換係数を適用してください(また、日射等による熱放射も考慮してください)。
エナジーチェーンでのケーブル収納方法によって負荷形態は様々になるため、多数のケーブルを重ねて収納する場合に一括して換算率を出すことは不可能です。個々の線心数に応じた換算率については、表3をご参照ください。
また
ダウンロード版カタログ(PDF)には型式別の許容電流が掲載されております。こちらもご参照ください。