NASA主催の月面車（ムーンバギー）レース

ポリマー製ベアリングを使用した若手デザイナーがNASA主催の「Human Exploration Rover Challenge」で優勝。

NASAの国際的なイベント「グレート・ムーンバギー・レース」は、若手設計エンジニア達が、自身で製作した車両を使って競い合う、毎年恒例のイベントです。チームには、非常に過酷な丘陵地帯のパルクールで、火星の地表とよく似た課題が課されます。このイベントで、ライプツィヒのNASA宇宙教育チームの若手デザイナーが、非常に軽量で耐性のあるポリマー製ベアリングを使用し、勝利を収めました。

ケルンを訪れたライプツィヒのNASA宇宙教育チームは、月面車が過酷な状況でも耐えられるよう、ベアリングにはどのような材料が使用され、いかに製造・試験を行っているのか、見識を深めることが出来ました。
この訪問で多くの感銘を受けた彼らは、すぐに新しいアイデアを生み出しました。新たな月面車では、さらに多くの金属部品がプラスチックに置き換えられる予定です。

これは私達にとって非常に喜ばしいことです。このような若くて勇敢な開発者や設計者のおかげで、プラスチックは今後ますます重要な役割を担うようになり、たくさんの新しい革新的ソリューションや用途を提供することができるのです。