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「1988年10月、イグスはケルンのポルツ地区にあるリンツの一角で、約40,000㎡の土地を購入しました。ここで開発、生産、販売、管理、企画を行い、すべての活動の中心をこのイグス本社に置いています。イグスは、あらゆる分野の急速な成長と変化に備え、柔軟な対応を行いながら、企業全体の地位を着実に固めてきました。新しい「イグス工場」は、そのための空間的・技術的可能性を保証するものであり、その構造は従業員のリクエストや課題に応えられる設計となっています。これは、イグスの製品と企業理念の核となる「革新-サービス-信頼性」を内外に反映させることを意図しており、お客様をソーラーシステムの中心として、その周りをイグス社員とイグス事業体が回り、お客様の問題を解決していくのです。」
ニコラス・グリムショウに送られたグンター・ブラーゼの説明文章からの抜粋が、以下のスケッチのベースとなりました。このモデルはさらに発展し、後に工場の建物として実現しました。
イグスは近年確実に成長を続け著しい発展を示しています。将来を見据え生産能力拡大やお客様のニーズに迅速かつ確実に対応するため、フランクフルター通り沿いにある現在の工場の向い、20,000m²におよぶ敷地に新棟を建設中です。2023年秋以降、生産の一部と、オフィススペースが新棟に移設されます。
新しい建物は、既存の工場と建築家のニコラス・グリムショウのコンセプトを引き継いだ、フレシキブルなインテリアが特徴です。ブライデンウッド建築事務所の創設者の1人であるマーク・ブライデンは、ニコラス・グリムショウと共に最初の工場の設計に携わっていたため、状況は理想的でした。

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ケルン本社の工場は、実際にどう機能しているのでしょうか。360度のVR世界に入り、射出成形から金型製造、品質管理、試験施設まで、多岐にわたるステーションをご覧ください。ステーションはすべて、工場と機械に関する情報が記載されています。