事例について:
rezemo社は、特に使い捨ての包装で用いられる化石燃料由来のプラスチックやアルミニウムに代わる材料として、革新的で環境にやさしい包装ソリューションを開発し、生産しています。
新しい木製コーヒーカプセルの生産には、ドライリン2軸ラインガントリーとdryve D1制御システムが使用されています。 自動生産システムにより、毎分最大43個のコーヒーカプセルに天然ゴム製の外周シールが付けられます。 真空グリッパを備えたラインガントリーは、注入工程からカプセルを取り出して、周期的に動作するコンベアベルト上に積み上げ、コンベアベルトは積み上げられたカプセルを乾燥トンネルに通過させます。 使用されているイグスのコンポーネントは長寿命が証明されているため、この生産システムは数百万回のサイクルを経てもスムーズに稼働し続けています。
問題
特に比較的予算が少ないスタートアップ企業にとっては、自動化ソリューションは高額すぎることが多く、設計や実装にも手間がかかります。
ですから、このスタートアップ企業にとっては、コストが自動生産システムの開発における中心的な問題となりました。 したがって、支出を最小限に抑えて信頼性の高いシステムを構築する必要がありました。 また、自動ハンドリングソリューションは、高い繰り返し精度で複数の定点に可能な限り迅速かつ正確にアプローチできることが求められました。
自動化ソリューションにおけるもう一つの重要な要件は、既存のPythonベースの制御システムに統合させることでした。 そして、取り付け部品は、企業のコンセプトに忠実、かつ環境に配慮したものにしなければなりませんでした。
解決策:
dryve D1モータ制御システムと組み合わせたドライリン ラインガントリーは、信頼性が高く低コストな自動化ソリューションのためのすべての基準を満たします。 イグスのローコストオートメーションチームによる充実したサポートのおかげで、制御システムはRaspberry Piを用いた既存のコンセプトに統合することができ、この自動化システム用に高レベルの制御システムを追加購入する必要はありませんでした。 もう一つのハイライトは、ハンドリングシステムの無潤滑ベアリングです。 環境に配慮した食品包装のためには、コーヒーカプセルに運用材料が接触して汚染する事態を必ず防がなければなりません。
「ローコストオートメーションのおかげで、スタートアップ企業である当社は適切な生産設備への段階的な投資が可能となり、その結果、生産能力を徐々に高めることができます」と、rezemo社のユリアン・ライツェ氏は言います。