解決方法
ベルト機構の横方向および高さ調整(図1):ベルト機構の横方向調整は、無潤滑で汚れに強い
イグリデュールJ フランジ型台形ねじナットで実現できます。高さ調整には、イグリデュールJ フランジ型ナットとFJUMTアダプタを使用し、板金曲げ部品と組み合わせて簡単に取り付けることができます。
スリーブブラシの高さ調整(図2):スリーブブラシの高さは、台形ねじナットと
ドライリンR 全ポリマー製ベアリングを組み合わせて、調整を行っています。これにより、非常にコンパクトで、費用対効果の高い動作を実現しました。
プレシュリンクユニットの横方向および高さ調整(図3、4):プレシュリンクユニットの高さ調整は、クランプ、位置表示器、位置調整のクランクを含む、
ドライリンSLW-1040 送りねじ駆動スライドテーブルを用いて実装されました。コンパクトな設計で、組み込みも簡単です。横方向の調整も、手動で正確に幅を調整することができます。
保持装置の高さ調整(図5):保持装置の高さ調整には、
SLW-2080の送りねじ駆動スライドテーブルが使用されています。シンプルで、使いやすい操作性を実現しています。また、プラスチック製エナジーチェーンがケーブルをガイドしています。
出入口センサーの調整(図6、7):出入口センサーは、
WS-1040レールと手動クランプ付きキャリッジで調整されています。個別のキャリッジによって、非常にコンパクトで柔軟な調整が可能になりました。
ガイドローラーの高さ調整(図8):ガイドプーリーの高さ調整では、アングルドライブとアクセサリを含む
ドライリン SLW-1040送りねじ駆動スライドテーブルが使用されています。アングルドライブを付けたことで、より使いやすくコンパクトな調整ユニットを実現しました。調節可能なローラーが、ミシン目の位置を決定します。
ガイドローラー付きフィルムアキュムレータ(図8):これまでガイドローラーには、金属製ベアリングが使用されていましたが、滑らかに走行せず、ローラー全体が止まってしまうことがありました。現在は、滑らかに走行する2つの
クシロス ポリマー製ボールベアリングと、アルマイト表面処理アルミニウム製チューブで構成されています。システムのサイズに応じて、最大36本のガイドローラーが使用されます。また、ボールベアリングに使用されている高機能ポリマーのクシロデュールは、非常に優れた摩擦係数と摩耗係数となっています。
安全ドアの調整(図9):安全ドアの調整は
ドライリンN-27を使用しています。ガイドは非常にフラットなため、狭いスペースにも設置が可能です。穿孔の手前で、プレキシグラス保護ドアを使って固定することが出来ます。