電気めっき装置にはどのようなボールベアリングが適している?
電気めっきプロセスでは、装置に使用される材料に非常に高い要件が求められます。電気めっきは、めっき槽に電流を流して行います。めっき皮膜となる金属(銅やニッケルなど)を陽極に、めっきをしたい処理品を陰極に置きます。この電気化学プロセスでは通常、めっき槽内で強い薬品を使用するため、金属製のボールベアリングは適していません。ボールベアリングを取付ける場合、通常は樹脂製のものを使用します。
工業用セラミック製のボールベアリングも使用できますが、かなり高コストとなります。ここでは、めっき槽内のポリマー製と金属製ベアリングを比較しています。