1時間あたり60,000本、1分あたり1,000本、1秒あたり約17本。これは、一般的なKHSの飲料充填・包装ラインの処理能力です。KHSは、ラベリング技術を従来から中核技術のひとつと位置付けており、この分野における世界的な大手メーカーのひとつです。
KHSでは、さまざまな技術に対応したラベリングステーションを飲料メーカー向けに提供しています。ホットメルト、コールドグルー、ロールフィード、粘着ラベルなどに対応しています。「Innoket Neo」モジュラーシステムの最新開発のひとつがロールフィードステーションで、2016年末に従来のInnoket 360Sに代わって導入されました。
ロールフィード方式では、巻かれた状態のラベルを繰り出し、カッティングユニットで適切な長さに切断し、ローラー上で接着剤を塗布した後、ボトルへ貼り付けます。
ラベルをボトルへ移す際には、ボトル自体が回転し、ラベルがその場でブラシによって密着されます。この技術の特長のひとつが「オートスプライサー」です。2本のラベルロールを途切れることなくつなぐことで、機械を停止せずに連続運転できます。
毎分約1,000本という非常に高速な処理では、すべての可動部品、とりわけその精度に高い要求が課されます。
KHSでは、新しいラベリング技術を開発する際、水平調整やガイドローラーなど、個別の機能を担うモジュールやシステムについて、取付け可能な完成部品として調達するケースが増えています。そのため、部品にはさまざまな要求が求められます。充填工程では水分や湿気が発生するため、高い耐食性と一般的な洗浄剤への耐性が必要です。さらに、高い耐摩耗性と衛生性も重要です。
無潤滑の部品を使用することで、特に空の開口ボトルへラベルを貼る工程において、潤滑剤による汚染を防ぐことができます。