イグリデュールで確実に動く初のプラスチック製波動エネルギー変換器

• 何が必要だったのかボルタ波エネルギー装置のフラップベアリング用滑り軸受
• **要件：**耐摩耗性、腐食防止、塩水に弱い、低吸湿性、コスト効率
• 適用分野再生可能/水力エネルギー産業

チェスターフィールドにあるポリジェン社は、硬質ポリエチレン製波力変換器の開発を専門としている。Volta波力発電装置は、海洋の波から再生可能エネルギーを生成する世界初の装置で、主にプラスチックでできている。その特徴は、柔軟性にある。暴風雨の際には曲がるため、既存の設計よりも耐久性に優れている。

このシステムは、波のエネルギーを水力エネルギーに変換し、タービンの助けを借りて電力に変換するいくつかの大きなフラップで作動する。各フラップは、2本の軸を介してキャリア・システムに接続されている。軸の支点は水面直下、つまり波の力が最も強い場所にある。高い機械的応力と腐食性の塩水のため、従来の金属製ベアリングは使用できなかった。プラスチックの技術的優位性を熟知しているポリジェンの開発者たちは、最初からプラスチック製ベアリングに前向きだった。

イグス® のベアリング専門家の支援により、理想的な解決策が見つかりました。それは、湿潤領域用に特別に開発されたH370素材のイグリデュール® ベアリングです。この素材は、特に吸湿性が低く、水中での高い耐摩耗性が特徴です。また、入手しやすい40mmフランジを使用することで、ヒンジの設計を大幅に簡素化することができ、さらなるコスト削減を実現しました。