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樹脂ベアリング / すべり軸受「イグリデュール」 - 耐熱性・使用温度


連続/短期使用における最高/最低使用温度 [°C] 連続/短期使用における最高/最低使用温度 [°C]

耐熱性・最高使用温度

高性能ポリマー製すべり軸受は、とくに許容温度に関して過小評価される傾向があります。 このページには「連続使用温度」という言葉がでてきます。 連続使用温度とは、その樹脂が、あらかじめ指定した引張強度を減少することなく、一定時間耐えうる最高温度のことです。 ただし、ベアリングはほぼ常に荷重下で使用されるため、標準化された試験ではわずかな特性を示すにすぎせん。 重要なのは材質の使用温度です。
 

材質テスト、250℃まで可能 材質テスト、250℃まで可能

表01: イグリデュールに対して抜け止めを必要とする温度

材質温度 [°C]
イグリデュールG+100
iglidur® J+60
イグリデュールM250+60
iglidur® W300+60
イグリデュールX+135
イグリデュールK+70
イグリデュールP+90
イグリデュールGLW+80
イグリデュールJ260+80
イグリデュールJ3+60
イグリデュールJ350+150
イグリデュールL250+55
イグリデュールR+50
イグリデュールJ200+60
イグリデュールD+50
イグリデュールV400+100
イグリデュールX6+160
イグリデュールZ+145
イグリデュールUW500+150
イグリデュールH+120
iglidur® H1+80
iglidur® H370+100
iglidur® H2+110
イグリデュールA180+60
イグリデュールA200+50
イグリデュールA350+140
イグリデュールA500+130
イグリデュールA290+110
イグリデュールT220+50
イグリデュールF+105
iglidur® H4+110
イグリデュールQ+50
イグリデュールUW+80
イグリデュールB+50
イグリデュールC+40

使用温度

最低使用温度とは、その温度を下回ると材質の剛性と硬度が高くなりすぎ、標準的な使用に対して脆くなり過ぎる温度です。 最高使用温度とは、材質の特性が著しく変わることなく連続使用できる温度です。
最高短期使用温度とは、これを超えると材質が柔らかくなり、外部からの荷重にわずかしか耐えられなくなる温度です。
 
ここでの「短期」とは、数分程度を意味します。 すべり軸受を軸方向に動かすか、軸方向に力が発生すると、圧入した軸受が緩む可能性が高くなります。 こうした場合には、圧入した後軸受を固定する(抜け止め)必要があります。
 
表01は、軸受に抜け止めが必要となる温度を示しています。 加わる力が大きいほど、こうした追加の固定策を考える必要性が高くなります。
 
温度と荷重
図02および03は、イグリデュールすべり軸受の推奨最大許容面圧[p]と温度との関係を示しています。 温度が上昇すると、面圧は下降します。
すべり軸受の温度は使用時、摩擦による発熱で周囲温度より高くなることがあるので注意が必要です。
 
ポリマーの熱膨張率
ポリマーの熱膨張率は金属に比べて10~20倍です。 金属と異なり膨張は非線形になります。 イグリデュールすべり軸受の熱膨張率は、軸受に要求されるすき間に対して重要な意味を持ちます。所定の使用温度範囲内であれば、軸の軸受への焼付きは起こりません。 イグリデュールすべり軸受の熱膨張率は、各イグリデュールの詳細データに記述されています。