1, 中心材引張力を軽減し、撚りが内側に入り込むことを防ぎます。
2, 導体動力や信号などの電気を伝送します。細い銅の素線を撚り合わせた場合が多く、イグスでは耐屈曲性が最適になる直径・ピッチ長・ピッチ方向で撚り合わせています。
3, 絶縁体導体に流れる電気を遮断します。絶縁材は、ケーブル内部で互いに固着しない仕様でなければなりません。
4, 線心の撚り最適なピッチ長で撚られた線心は、可動時に機械的負荷を均質化し断線を防ぎます。イグスでは線心数が12本以上の場合、層撚りではなく2~3本ずつ撚った線を更に撚り合わせた束撚りを採用しています。
5, 内被線心の撚り構造をサポートします。内被ではなく介在や充填材の場合もあります。イグスでは主に撚り構造を強固にガイドする隙間に食い込む充実押し出し構造の内被を採用しています。
6, シールドノイズを防ぎます。ロボットケーブルの場合、シールドは幾度の屈曲に耐える最適な編み角度で引き締まった構造であることが必要です。
7, シース(外被)外被は機械的負荷、温度、薬品などからケーブルを保護します。必要な耐油性や耐熱性、耐屈曲性などの用途や使用環境によって、必要な外被材質を選択します。イグスでは主にPVC外被、PUR外被、TPE外被を提供しています。