ドライリン スライドテーブルは、あらゆる種類の位置決めに使用できます。手動または自動で、様々なサイズの台形ねじや多条ねじによって駆動します。 移動速度は最大1.6m/分です(ねじや負荷による)。 ストローク長さは自由に選択できます。 最大ストロークは、送りねじをすべり軸受でサポートする場合1,500mm、ボールベアリングでサポートする場合1,000mmが可能です。
送りねじ駆動は、直動機構の駆動方法の1つです。 送りねじの回転運動はナットを介し、キャリッジの並進運動になります。 つまり、回転運動を直線運動に変換するのです。 送りねじ駆動が使われている事例には、車のトランクの自動開閉、トップランプや窓の開閉機構などがあります。
すべてのドライリン直動ユニットには、スチール製とステンレス製のセルフロック機能付き台形送りねじを組み込むことができます。 ご希望により、特殊用途向けに硬質アルマイト処理アルミニウム製にすることもできます。
オプションとして、送りねじ駆動のSHT、およびドライリンWをベースにしたSLWシリーズをステンレス製の多条ねじで構成することもできます。 このオプションにより、より高効率になり高速に対応しますが、セルフロック機能はありません。
硬質アルマイト処理アルミニウム製の軸が、標準タイプとして最もよく使われています。 短納期で低摩擦係数および低摩耗のためです。 送りねじ駆動のスライドテーブルSHTでは、アルミニウム製軸の他、スチール製あるいはステンレス製軸も可能です。
無潤滑でメンテナンスフリー。これは、ドライリン ドライブユニットのすべての軸受け箇所に当てはまります。 オプションで、最高使用温度+180℃のイグリデュールXもご利用いただけます。 FDA準拠のパーツが必要な場合は、イグリデュールA180で対応できます。
スライド部についてさらに詳しく
上述の自動車の自動開閉トランクの例からも分かる通り、様々な調整の自動化により電動送りねじ駆動はますます重要になりつつあります。 イグスはハイブリッド型ステッピングモータまたはDCモータ(DCギアモータ)で駆動するリニアアクチュエータを提供しています。 一体型エンコーダや、自由に配置可能な近接スイッチもあります。 イグスのリニアアクチュエータは、すぐに設置・接続できる組立品です。 クリーンで汚れに強い運転もメリットです。 イグスのモータ一覧からお客様の用途に合った効率的で精密な製品をお探しください。
この装置は、徹底的な溶接試験のために作られました。 5,000Nの力で曲げ試験が可能です。 曲げ型の位置調整を行う標準タイプのドライリン送りねじユニットに加えて、ドライリンWリニアガイドが使われています。これによりサポートの距離が調整可能です。
産業車両メーカーのJungheinrich社は、北欧の大型搾乳場向けに、連結型ワゴンを回収する低床車両を開発しました。 目的は、洗浄設備へワゴンを運搬することです。 パレットの受け取りに、通常の2本のフォークではなく1本のフォークが使われています。 制御は、特別に開発された多機能コントローラによって行われます。
Fricke Abfülltechnik社は、充填工場で使われる充填ヘッドの位置決めオプションを探すうち、イグスに出会いました。 すぐに設置可能なスライドテーブルSHTシリーズは、この作業を確実に実行します。 無潤滑、コンパクト設計、他のシステムより低コストであることが魅力です。 充填ヘッドは、手動ハンドルで簡単に操作可能です。
Bernhardt Maschinenbau社は製函機の設計を行っています。 ドライリン製品は、摩擦係数が低く、低摩耗、メンテナンスフリーで長寿命のため、同社の機械に採用されました。 搬送レベル調整ではスライドテーブルSLWが使われ、重量削減に貢献しています。
製袋充填機における袋サイズのフォーマット調整には、製品汚染のリスクを避けるため、全耐用期間を通して無潤滑でメンテナンスフリーのシステムが求められます。 イグスの様々なベアリング製品とともに、チューブ型スライドテーブル、ドライリン イージーチューブSETが使用されています。
簡単な位置決めや調整機構向けの経済的なスライドテーブル。
ドライリン ドライブユニット組立のヒント。
ドライリン スライドテーブルSLWのスリーブサンプル請求。
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