イグボール 球面ベアリング 球面ベアリングは通常、重量が重く、組込みが困難で、コストが非常に高いことが問題です。 一般的には、長期にわたるメンテナンスが必要で、ベアリングの耐食性についても特別な設計を必要とします。 ボールベアリングやすべり軸受は多くの場合、高い局所荷重が原因で、寿命よりも早く不具合が発生します。また、軸心のずれを修正するために、再調整、リーマ加工、再取付けなどが必要になります。 イグボール球面ベアリングはこれらの問題点をすべて解消し、設計上の可能性を広げました。
ハウジングは耐衝撃性のあるイグミッドGで作られています。 長期使用温度範囲は-30°C~+80°Cです。
標準タイプの球面ベアリングでは、球面ボールはイグリデュールW300で製造されています。この材質は、無潤滑での摩擦係数が小さく、スティックスリップを起こしにくい特性を持っています。 この特性は、特に低荷重、低速時にその効果を発揮します。
- 軸心のずれおよび局部荷重を吸収
- 耐食性
- 優れた減振性
- 優れた減振性
- 回転、揺動および直動運動に最適
主な用途 使用に適する場合- アキシアル荷重とラジアル荷重が高い場合
- 組込みを簡単にする必要がある場合
- 設置スペースが小さい場合
- 耐薬品性が要求される場合
- 低コストタイプが求められる場合
- 塵埃に強い軸受が必要な場合
- ミスアライメントを補正
| 以下の場合は他の材質をお勧めします- 使用温度が+80℃を超える場合
- 30mmを超える直径が必要な場合
- 回転速度が0.5m/秒を超える場合
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寸法公差メンテナンスフリーのイグボール球面ベアリングの内径寸法公差はE10です。軸の公差はh6~h9とします。このベアリングすきまは温度上昇によるベアリングの膨張を吸収します。
内径の測定 組込みイグボール 球面ベアリングはハウジング穴 (H7を推奨) に圧入され、軸方向に固定されます。球面ベアリングは軸心のずれを吸収するので、ベアリングハウジングの位置決め精度は金属ベアリングほど厳しくありません。