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フリースパン走行 - 静音性

ケーブル保護管で静かな走行を実現

エナジーチェーンには稼動時に発生する音が非常に静かなタイプがございます。下の表は他社製品との騒音レベルの違いを表しています。エナジーチェーン本体だけでなく、走行面、エナジーチェーンの動きやケーブル・ホース類の収納方法も騒音発生に影響してきます。騒音を抑えたエナジーチェーンの設計は、当社技術者にお申し付けください。

T3シリーズ ≤ 33 dB(A)

3つのパートからなる、新しいT型のバンドチェーン「T3」は、なによりも高いレベルの静音性の実現を目的として開発されました。 T3バンドチェーンはとくに柔軟性が高く、サイドバンドが「丸い｣形状により滑らかに走行します。当社の試験施設内にて、T3.29.050.038.0型（速度1m/s、フリースパン走行）の騒音レベルが33dB(A)以下という値を計測しました（すべての外部雑音を含む）。

E3シリーズ ≤ 38 dB(A)

当社実施の音響に関する長期試験では、速度1.8 m/s、加速度3 m/s²で測定した場合、標準的なエナジーチェーンと比較して19～20 db(A)の騒音の低減が見られました。これはE3.22.060.044.0型を対象に、DIN45635（ドイツ工業基準）に準拠してバックグラウンドの騒音を考慮に入れた計測結果です。

E6シリーズ ≤ 46 dB(A)

2002年5月にドイツ技術検査協会（TÜVラインランド）により、E6.52.10.100.0型（速度2m/s、1.5mのフリースパン走行）の騒音レベルは46 dB(A)以下という値が測定されました（バックグラウンドの騒音最低10 dB(A)を含む）。

E4シリーズ ≤ 46 dB(A)

ドイツ技術検査協会（TÜVラインランド）により、E4シリーズの221.10.200.0型（速度1m/s、フリースパン走行）の騒音レベルは46 dB(A)という値が測定されました。

3 dB(デジベル)減少しただけで、人の耳には騒音が半減したように聞こえます。

イグスではドイツ技術検査協会（TÜVラインランド）から公式の証明書を受け取っています。ご要望に応じてコピーを提供することも可能です。

騒音試験 - 外部騒音を補正した測定値

エナジーチェーン型式	シリーズ	平均騒音レベル	試験方法
イグス T3.29型	T3	≈ 33dB(A)	フリースパン走行1.0m/秒
イグス E3.22型	E3	≈ 38dB(A)	フリースパン走行1,8m/秒
イグス E6.52型	E6	≈ 46dB(A)	フリースパン走行2,0m/秒
イグス 221型	E4/00	≈ 46dB(A)	フリースパン走行1,5m/秒
イグス E4.42型	E4.1	≈ 50dB(A)	フリースパン走行1,0m/秒
イグス ES4.42型	E4.1	≈ 46dB(A)	フリースパン走行1,0m/秒
他社製品1		≈ 77dB(A)	フリースパン走行2,0m/秒
他社製品2		≈ 68dB(A)	フリースパン走行2,0m/秒
他社製品3		≈ 73dB(A)	フリースパン走行2,0m/秒

資料：ドイツ技術検査協会（TÜVラインランド）。E3.22型、T2.29型に関しては社内試験施設。