配送先を選択して下さい

国/地域ページの選択は、価格、配送オプション、製品在庫など様々な要素に影響します。
連絡先
イグス株式会社

〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1

アルカセントラル15階

03(5819)2030
03(5819)2055
JP(JA)

協働ロボットとは?特徴や導入メリットを紹介

自動化や人手不足に課題を感じて、協働ロボットの導入を検討する方も多いと思います。このページでは協働ロボットとは何か、特徴や導入事例などを解説していきます。導入する上で大事なメリットやデメリット、産業用ロボットとの違いや低コストに自動化を実現する製品情報など、導入前に知りたいことを確認しましょう。

協働ロボットとは?

文字通り、人と“協力して働く”ロボットです。人との共同作業を前提としたロボットなので、安全柵なしで設置、動作させることができます。従来までは出力80W以上のロボットは、柵で囲い、人が立ち入るエリアからは隔離する必要がありました。しかし、2013年に規制が緩和され、安全について一定の条件を満たせば、80W以上のロボットも安全柵を設置せずに人との協働が可能になりました。

協働ロボットは英語で「Collaborative Robot」というので、「コボット」と呼ばれることもあります。
fanucCRX10ia

協働ロボットの特徴

小型で安全柵が不要なため、製造ラインを多様化できる

協働ロボットの設置には安全柵が必要ないため、これまで柵の設置やスペース確保のために要した手間や負担、コストを軽減し、省スペースな製造ラインを実現できます。また、製造ラインのすべてを自動化するのではなく、工程の一部を協働ロボットが、一部はこれまで通り人の手作業で行うなど、製造ラインを「半自動化」することも可能で、よりフレキシブルな製造ライン構築を実現できます。

ティーチングが容易で、フレキシブルでさまざまな活用ができる

プログラミングやティーチングが容易なことも協働ロボットの特徴です。タブレット端末を用いた3D技術を活用することで、複雑な専門知識がなくても直感的・視覚的にロボットを操作することができます。

協働ロボットと従来の産業用ロボットとの違い

協働ロボットは産業用ロボットとどのような違いがあるのか、表で比較してみましょう。
 産業用ロボット協働ロボット
特性パワーが強い
スピードが速い
人の代わりに作業
パワーが弱い
スピードが遅い
人と一緒に作業
作業内容ロボット単体で完結する単純作業人と一緒に作業したり、人の手助けをしたりできる柔軟な作業
サイズ大型・重い小型・軽い
設置場所安全柵設置のため広いスペースが必要どこでも
制御位置制御位置制御+力制御
ティーチング複雑容易
対象物同品種・大量生産変種変量・柔軟に対応可
産業用ロボットと協働ロボットの違い

協働ロボットを導入するメリット・デメリット

協働ロボットの特徴や産業用ロボットとの違いがわかって、協働ロボットの導入に前向きな考えを持った方が多いのではないでしょうか?しかし、作業内容や解決したい課題によっては協働ロボットが不向きな場合もあります。ここでは、協働ロボットを導入するメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

メリット

労働力の確保

1.労働力を確保できる

ロボットなので長時間の稼働が可能で、しいては工場の長時間稼働につながります。人が急病などで欠員が出てしまったとしても、協働ロボットが代替でき労働力の損失や低下を防ぎます。
生産性向上

2.生産性が向上する

暑い、寒いなど人にとっては過酷な環境であったとしても、協働ロボットは効率よく作業することができ、人よりも速く動くことができます。また、協働ロボットに代替することで、これまでその作業に割かれていた人員を他の作業にあてることも可能です。
コスト削減

3.コスト削減

人から協働ロボットに代替することで、人件費や残業代をカットすることができます。コストだけでなく、人材募集にかける時間や手間も削減が可能です。また、管理もシンプルになるため、管理コストの削減を実現できる場合もあるでしょう。
品質向上

4.品質向上

協働ロボットは人よりも作業が正確で、ミスが少ないため、製品の品質を一定に保つことができます。

デメリット

人材確保

1.協働ロボットを扱える人材が必要

協働ロボットはティーチングが容易で専門知識が不要ですが、定期的なメンテナンスや調整に対応する人材や、トラブル発生時は適切に対処できる人材も必要です。
トラブル対処

2.トラブル発生の可能性

インストールするプログラムを間違って協働ロボットが違う作業をしてしまったり、誤作動を起こしてしまったりなど、トラブルにより生産設備が停止する可能性があります。トラブルが起きた際の対処法を事前にシミュレーションしておく必要があります。
動きが遅く可搬重量が小さい

3.動きが遅く、可搬重量が小さい

協働ロボットは安全に停止できることを前提に設計されています。そのため、産業用ロボットと比較して最高速度が遅く設定されており、可搬重量も4~16kgと小さいものが多いです。自動化したい作業によって、産業用ロボットと協働ロボットのどちらが適しているのか、正しい判断が必要です。
人と協力

4.完全な無人化は難しい

協働ロボットは、あくまで人と一緒に作業し、人のサポートに適したロボットです。協働ロボットのみで仕事をすべてこなすことは不可能なので、完全に無人化をしたい際には不向きとなります。

協働ロボットの導入事例

では、協働ロボットはどのようなところで使われているのでしょうか?主な導入事例をご紹介します。
 
  • レーザー溶接
  • ねじの締め付け
  • 組み立て作業
  • 検査の自動化
  • 箱詰め作業
  • 仕分け・梱包作業
  • 搬送・荷積み・パレタイズ
  • ピック&プレース
  • 倉庫内のピッキング作業  など

イグスの協働ロボット「ReBeL」


 
イグスでは、協働ロボット「ReBeL」をご提供しています。筐体や減速機に高機能ポリマーを使用しており、軽量でメンテナンスフリー、価格はコントローラー込みで100万円からと安価です。

主な用途
  • 倉庫内でのピッキング作業
  • ピック&プレース
  • 組立アシスタント  など

 
ReBeLについて詳しくはこちら

他社製との違い

安価な協働ロボットReBeL

低コストで費用対効果が高い

イグスでは「ローコストオートメーション」という製品群をご用意しており、ReBeLもその製品のひとつです。一般的な協働ロボットの本体価格は200~500万円ほどですが、ReBeLはコントローラー込みで100万円から購入することができ、低コストに自動化導入を実現することができます。
制御システムが内蔵

省スペース・省配線

ReBeLには制御盤がなく、制御システムが内蔵されています。そのため、通常の協働ロボットよりも省スペース・省配線でお使いいただくことができ、フレキシブルな設置が可能です。
無料でダウンロードできるティーチングソフト

ティーチングソフトは無料でダウンロード可能

ReBeLはイグスロボットコントロールシステム(iRC)でティーチングが可能です。無料でダウンロードでき、直感的に操作ができるため、プログラミング初心者や専門知識がない方でもお使いいただけます。
 

まとめ

いかがでしたか?近年、中小企業でも導入がどんどん進んでいる協働ロボットですが、特徴やメリットやデメリットを理解し、自動化したい作業やコストによって協働ロボットを導入するか否か総合的に判断することが大事です。

イグスではシンプルで低コストに自動化を進めたい企業様向けに「LCA(ローコストオートメーション)センター」をご用意しております。低コストロボットが実際に動いている様子をご覧いただいたり、ロボット部品のサンプルを手に取ってお確かめいただいたりすることができます。製品担当者に直接相談や質問ができるので、実際のものを見てみたい、専門家に相談したいという方はぜひ見学にお越しください。(要ご予約)
LCAセンターの詳細や、見学予約はこちらから
協働ロボットをはじめとした、イグスのLCA(ローコストオートメーション)製品をまとめたカタログ(PDF)をダウンロードいただけます。
LCAマガジンをダウンロードする

コンサルティング

お気軽にお問合せ下さい

問合せ+技術相談

電話:

月~金 8:30~20:00

メール:

24時間


以下の用語 "Apiro", "AutoChain", "CFRIP", "chainflex", "chainge", "chains for cranes", "ConProtect", "cradle-chain", "CTD", "drygear", "drylin", "dryspin", "dry-tech", "dryway", "easy chain", "e-chain", "e-chain systems", "e-ketten", "e-kettensysteme", "e-loop", "energy chain", "energy chain systems", "enjoyneering", "e-skin", "e-spool", "fixflex", "flizz", "i.Cee", "ibow", "igear", "iglidur", "igubal", "igumid", "igus", "igus improves what moves", "igus:bike", "igusGO", "igutex", "iguverse", "iguversum", "kineKIT", "kopla", "manus", "motion plastics", "motion polymers", "motionary", "plastics for longer life", "print2mold", "Rawbot", "RBTX", "readycable", "readychain", "ReBeL", "ReCyycle", "reguse", "robolink", "Rohbot", "savfe", "speedigus", "superwise", "take the dryway", "tribofilament", "triflex", "twisterchain", "when it moves, igus improves", "xirodur", "xiros" and "yes" は、イグスの商標でありドイツ連邦共和国及び他国において、法的に保護されています。しかしながら、ここにあげた商標はあくまで例示列挙したものであって、イグス、およびドイツ、ヨーロッパ連合、アメリカ合衆国、その他の国で事業を展開するイグスの子会社が有する商標を包括的に列挙したものではありません(例えば、出願中の商標や登録商標など)。

igus GmbHは、Allen Bradley、B&R、Baumüller、Beckhoff、Lahr、Control Techniques、Danaher Motion、ELAU、FAGOR、FANUC、Festo、Heidenhain、Jetter、Lenze、LinMot、LTi DRiVES、Mitsubishi、NUM、Parker、Bosch Rexroth、SEW、Siemens、Stöber各社、およびこのウェブサイト内で言及される他のすべてのモータケーブルメーカーのいかなる製品も販売していません。The products offered by igus® are those of igus® GmbH