chainflex®SFP「セミフィニッシュドプロダクト」
チェーンフレックスSFP製造システム
機械メーカーや自動化業界にとって競争力と生産性は、常に取り組むべき課題でした。2009年からの景気低迷の影響により、生産プロセスの効率化にはさらに注目が集まりました。 しかし画一的な解決策では、持続的な生産性向上に適さないことが、多くの事例の中で判明してきました。これが機械やシステムのカスタム化が増加傾向にある理由であり、カスタム品はプロセス加速しコストを削減します。その開発は部品メーカーにも及びます。 これは製品の正確性だけでなく、短納期や長寿命、新しい要件への柔軟な対応も含みます。
イグスでは2007年という早い段階から、チェーンフレックス製品ラインアップの本質的な再考を始めました。
一つの基本的なものは、チェーンフレックス可動ケーブルのモジュラー式設計の導入でした。 チェーンフレックスの技術設計においては、多くの各要素がモジュール式で製造できるように更新され、様々な型式で使用できるようになりました。 これにより、コストの増加を招くことなく、製品のカスタム化要求に対応できるようになりました。 イグスでは、これを「Semi Finished Product(半製品)システム」の頭文字から、「SFPシステム」と呼んでいます。 現在、全てのケーブルがこの原則に沿って製造されています。
これは多数の部品を大量生産しているメーカーにおいて、部品を一時的に保管し、あるケーブルの発注があったわずか数週間後に最終的な完成品に組み合せることを含みます。時間とコストが集中する製造段階で大量生産し、最適化により時間と費用を節約する方法です。
この「SFPシステム」によりイグスでは、原材料価格の高騰に関わらず、完成品の原価を同等に保っています。
このシステムはまた、ケーブルの短納期にも貢献しています。