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イグス株式会社

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03(5819)2030
03(5819)2055
JP(JA)

耐摩耗性ベアリングがリアフレームの軽量化と剛性アップを実現

概要

  • お客様の要望: 金属製ラジアル深溝ボールベアリングの代替品として使用できるすべり軸受、リアフレームのDWリンク下部ロッカー上で使用したい  
  • お客様の要件: 耐摩耗性、汚れ・湿気・振動に強く、メンテナンスが不要、軽量
  • 適用分野: 自転車産業、マウンテンバイクのコンポーネント、フルサスペンションのフレーム構造
カリフォルニアのマウンテンバイクメーカーibis社は、2013年から、フルサスペンションのマウンテンバイクにイグス製のすべり軸受を使用しています。イグスのすべり軸受は、トレイルバイクRipleyのオリジナルモデルで初めて採用され、現在では、ibis社のすべてのフルサスペンションフレームに採用されています。
ibis Ripleyで走るマウンテンバイカー 写真:ibis Cycles

問題点

他の連結リンクと同様に、ibis社は当初はリアフレームのDWリンクの下部ロッカーに、シール付きカートリッジボールベアリングを取り付けていました。「それがお客様のいつもの要求でした」ibisのリードエンジニア、コリン・ヒューズ氏は説明します。「しかし、最も負荷のかかるピボットには、20度以下しか動かないものもありました。私が指定したボールベアリングがどれだけ高品質でも関係ないようでした。いつも早々に引っかかるような感じがし始めるのです。」そこで、小さな回転の場合には、転がり軸受よりも大きな力に対応できるすべり軸受に変更することにしました。

解決方法

ibis社は、イグリデュール製のすべり軸受を採用することにしました。イグリデュール製すべり軸受は、従来品と比べて、80g軽量化しており剛性も向上し、潤滑剤を必要としないため、メンテナンス必要はありません。しかしながら、ibis社がイグリデュール製すべり軸受に切り替えた最大の理由は、耐久性を向上させるためでした。「イグス製ベアリングを搭載した新フレームが発売した年に、メンテナンスを行うためにフレームを分解したというお客様から、フィードバックをいただきました」とHughes氏は振り返ります。またイギリスからも、自転車のオーナーたちが、ベアリングの持ちの良さに非常に驚いていたというフィードバックを数件受け取っています。「当社が行った開発は価値あるものだったことが証明できたと、私は考えています。なぜならば、当社が開発したフレームは、市場で入手できるものの中で最も軽量で剛性が高いからです。競争力を維持するために、今後、イグス製のベアリングを採用する企業が増えることは間違いないでしょう」

「2年以上の走行期間で、エンデューロチームではブッシュの破損がありませんでした。」

ロビン・ウォルナー氏(ibis Cycles エンデューロレースチーム)


エンデューロレースチームとの耐久テストにて

ロビン・ウォルナー氏は、2014年からibisエンデューロレースチームに所属しています。2019年には、エンデューロワールドシリーズの世界ランクで11位になりました。2018年は、EWS(エンデューロワールドシリーズ)で3度のトップ10入りを記録し、一時は世界ランク2位を占め過去最高の年でしたが、手の骨折でシーズンを終えました。

ベテランライダーであるウォルナー氏は、自身の自転車には特に慣れています。ibisがイグスの部品に切り替え始めたとき、彼は当初懐疑的でした。「私たちが自転車にかける力に対して、プラスチックが耐えられるのかという不安がありました」ウォルナ―氏は振り返ります。「汚れや水、その他自転車道のゴミなどが多い条件に耐えられるかどうか不安でした。」
下部DWリンクにマークを付けたibis Ripley
しかし、イグリデュールのブッシュに変更してから、彼のRipmo V2は困難な山岳地帯でも極めて頑丈であることが証明されました。「2年以上の走行期間で、エンデューロチームではブッシュの破損が一度もありませんでした」とウォルナー氏は言います。「当初考えていたよりも確実に持ちこたえてくれています。また、以前使用していたブッシュよりも軽く、メンテナンスも簡単です。」
 
ウォルナー氏は、世界で最も優れたバイクライダーの一人であり、実際に彼のために開発が行われています。「マウンテンバイクの技術はすべて、レースで使用するために、スピードを念頭に置いて開発されています」イグスの米国西部地域セールスマネージャー、マット・フロイドは言います。「しかし、その技術のほとんどは、サイクリング愛好家に使われています。」また、長寿命でメンテナンスの必要がない軽量なベアリングが採用されていると喜ばれます。
イグリデュールすべり軸受を使用したDWリンク 写真:ibis Cycles、igus GmbH

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