B-Human、ロボカップ2017 世界大会に出場

セットアップ日、PK大会

いよいよ木曜日から正式に競技が始まるため、火曜日から「セットアップ日」ということで、テストとプログラミングばかりしています。それでも、今日は特定の能力を検証するための二次競技であるテクニカルチャレンジとして「PK大会」が行われました。PK戦は以前から得意としてきましたが、今日も成功しました。小規模なトーナメント方式で、私達は、Wright Ocean（中国）、Nao-Team HTWK（ライプツィヒ）、TJArk（中国）、NomadZ（スイス）とのPK戦を制し、テクニカルチャレンジで優勝しました。

大会1日目、B-Human予選ラウンド突破

先ほどロボカップ2017の大会初日が終了し、B-Humanは大活躍を見せました。水曜日に行われたPK戦での勝利に続き、木曜日はチーム対抗戦の一次予選グループを勝ち上がったのです。
 
結果は、UPennalizers（米国、ペンシルベニア大学）に7-0、MRL-SPL（イラン、アザド大学 カズヴィン支部 メカトロニクス研究所）に5-0で、B-Humanの勝利です。両相手チームは、ロボカップに何度も出場している経験豊富なチームでした。

大会2日目、準々決勝進出

大会2日目、B-Humanは再び躍進を見せます。チーム対抗戦で2試合とも勝利したのです。対戦相手はハンブルク工科大学のチームHULKsとチリ大学のチームUChileで、それぞれ4-0、7-0と大差での勝利です。これで、私達のチームは2次グループリーグを突破し、土曜日に行われる準々決勝に進出します。さて、いよいよ本格的になってきました。対戦相手は、土曜日の朝に行われるUNSW SidneyとLuxembourg Unitedの試合で決まります。
 
また、複合団体戦ではHULKsとチームを組み、チーム「B-HULKs」として出場しました。ここでも2試合に勝利し、B-HULKsは早くも日曜日の決勝戦への進出を決めました。試合内容は、UNSW Sidney（オーストラリア、ニューサウスウェールズ大学）とTJArk（中国、同済大学）で構成されたチーム、Swift-Arkに4-0で快勝。また、Nao-Devils Dortmund（ドルトムント工科大学）とBerlin United（フンボルト大学ベルリン）で構成されたチーム、DoBerManとは白熱した試合展開で、最終的に2-1でB-HULKsが勝利を収めています。

大会3日目、準決勝・決勝への進出

午前中は、複合団体戦の最後のグループ戦が行われました。チームUSA（テキサス大学オースティン校のチームUT Austin Villaとペンシルベニア大学のチームUPennalizersで構成）は、B-HULKsに5-0で完敗しました。複合団体戦の決勝の相手チームはDoBerManとなり、試合は日曜日に予定されています。私達はグループリーグで、このチームに2-1のスコアで勝利しています。
 
チーム対抗戦では、世界大会を2回優勝しているオーストラリア・ニューサウスウェールズ大学のUNSW Sidneyと準々決勝を戦いました。このチームは、この4年間で私達を倒すことができた唯一のチームです。しかし、今日は違いました。試合は5-0で私達のチーム、B-Humanの快勝でした。

大会4日目、トリプル優勝達成

チーム対抗戦の準決勝はNao-Devils（ドルトムント工科大学）との試合でしたが、4-0という予想外のスコアで私達の圧勝でした。一方、決勝のNao-Team HTWK（ライプツィヒ）との戦いでは、勝利を目指すロボット達が限界まで追い込まれる展開となります。フィールドの人工芝が影響し、私達のチームの選手達がボールを遠くに飛ばすことができず、ターゲットマン（ポストプレイヤー）が相手ゴール付近で待機する時間が長くなってしまいました。その間に、ライプツィヒのロボット達がB-Humanゴールに向かうドリブルから数多くの好機を演出します。しかしB-Humanは堅い守りで応戦し、2ゴールを決めて見事優勝を果たしました。
 
その後、複合団体戦の決勝が始まり、チームB-HULKsとして、チームDoBerManと試合を行いました。この試合も非常に白熱した展開となり、試合は2-2の同点で決着がつかず、PK戦に突入しました。DoBerMan側の最後のキッカーをゴールキーパーが見事にセーブし、B-HULKsは優勝しました。
 
こうしてB-Humanは、先日行われたテクニカルチャレンジと合わせて、2013年以来となる標準プラットフォームリーグの3競技でトリプル優勝を達成しました。