ディーブルクにあるランドラット・グルーバー高校の生徒アレクサンダー・ティースとエイドリアン・ヴェルチェは、高校最後のプロジェクトとして、レゴタワー自動積み上げ機をつくりました。この装置は、レゴブロックを積み上げて塔や壁を作製できるようにプログラムされています。2人は、ケーブルとホースをエナジーチェーンに収納する必要があることは、よく理解していました。そうすることで、空圧ホースとセンサーケーブルの絡まり、および機械の誤動作を防ぐことができるからです。
彼らは2010年、授業の一環でMotekに足を運んだ際に、エナジーチェーンのことを知りました。イグスの展示会ブースで測定装置内で動作するエナジーチェーンを目にし、それが印象に残っていました。彼らはすぐにイグスへ問い合わせをして、Y.E.S若手エンジニアサポートに応募しました。イグスはそれを受けて、2人が製造した機械に最適なエナジーチェーンを無償提供しました。
またエナジーチェーンに加えて、交差する2つの送りねじシステムも使用されています。送りねじシステムには、ブロックを把持して配置するグリッパー装置が取り付けられています。このグリッパー装置は、ブロック置き場からブロックを取り出し、ベースプレート上に積み重ねていきます。グリップ部分はいくつかのシリンダーで構成されており、個別に制御が可能です。エナジーチェーンは、ケーブルを送りねじとグリッパーへガイドします。
エナジーチェーンシステム(08.40.028.0)が使用されています。