協働ロボットパレタイザ向けケーブルガイダンス

ProPak1.4 ステーションでは、パレタイジング用途として Universal Robots 製の協働ロボット（コボット）が使用されています。このアプリケーションでは、ロボットに追加のケーブルおよび空圧ホースを配線する必要があり、そのガイダンスとして UR クランプと組み合わせた TRE.40.058.0.B が採用されました。

企業情報

• 会社名：Biuro Inżynierskie IEC sp. z o. o.
• 担当者：Janosz Sławomir
• 国：ポーランド

追加で必要となったホースやケーブルは、当初、一般的な結束バンドを使ってロボットアームに固定されていました。しかし、締め付けが強く、かつ静的な固定方法であったため、いくつかの問題が発生しました。

まず、ロボットのモーターに余分な負荷がかかり、コボットの姿勢が不安定になることがありました。また、固定箇所でホースやケーブルが擦れて摩耗し、さらに空圧ホースが接続部から外れてしまうケースもありました。

TRE.40.058.0.B を用いてホースとケーブルをガイドすることで、これらの問題はすべて解消されました。Sławomir 氏によると、ロボットの動きは「はるかに自由で、ほとんど優雅と言えるほど」になったとのことです。

IEC sp. z o. o. では、「すべての協働ロボットに、このソリューションを標準装備すべきだ」と評価しています。協働ロボットは、わずかな張力や圧力の増加にも非常に敏感ですが、TRE.40.058.0.B による適切なケーブル配線によって、その影響を確実に抑えることができます。

現在、結束バンドはケーブルやホースを無理に固定するためではなく、正しいストレインリリーフ（張力緩和）のために使用されており、結果として信頼性と動作安定性が大きく向上しました。