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さまざまな原材料を撹拌

液体肥料のタンクローリーに使用されているポリマー製ベアリング

近年、液体肥料散布機の需要が急速に拡大しています。 家畜、豚、バイオガス、どんな肥料であっても:目的は、肥料を常に均一に、且つ経済的に農業エリアに散布することです。肥料に関する規制にも気を配らなくてはなりません。 この場合、頑丈な液体肥料用タンクローリーが適しています。 この、ハンドルと連動している振り子状車軸に使用されている、無潤滑ポリマー製ベアリングは、難しい動作や周辺環境の悪条件にも左右されません。

「当社は、年間訳450台のトラックを製造しています。」と、ドイツの家族経営会社 Zunhammer社の管理部門、Sebastian Zunhammer氏は言います。 工場には、約100人の従業員が働いています。 2交代制で、彼らはトラックの特注生産をしています。 タイヤや、散布条件、ドッキングシステム、ポンプ、作業に必要なスペース巾はそのままで:原則として、これらは顧客のニーズを満たしたソリューションであり、それに基づき、我々の工場で全て一括生産しています。 “

液体肥料タンク全ての部品は別の機講でも使えます。 これらの部品は、タイヤ、タンク&ポンプ、アンダーキャリッジでも使用可能です。 キャリッジは、液体肥料タンクローリーのハンドルさばきや、安全運転を大きく左右するものです。 「性能と快適さを追求しています。」と Sebastian Zunhammer氏は語ります。

Zunhammer社(ドイツ)が手掛ける液体肥料タンクローリー Zunhammer社(ドイツ)が手掛ける液体肥料散布用タンクローリーは、肥料を常に均一に、且つ経済的に農業エリアに散布しています。 肥料の配合状態は、液体肥料を送るパイプに取り付けられた、NIRセンサーにより行っており、情報は常にモニターに写し出されます。

振り子動作をする、高負荷台形車軸に使用のベアリング

多種多様な車軸機講及び操舵サポートを装備したオプションをご用意しています。 数年前から、油圧式ステアリング制御装置を持つ、振り子動作をする台形車軸をこのタンクローリーに搭載しています。 ステアリング アングルが広くなると共に、中心位置に戻る感覚の向上によって、走行中の快適さが増幅しました。車軸機講のインディペンデントタイプのサスペンションにより、オフロードの運転も素晴らしい走り心地となりました。 自家用車のように、ステアリングアングルが、外側より内側が小さくなっているため、カーブでの安定感を感じていただけます。 このため、タイヤの摩耗を減らし、コーナリングもスムーズです。ステアリングのシリンダー及びタイロットが保護されます。

液体肥料散布トラック 天候に関係無く、作物のコンディションがよいときに、液体肥料を散布しなければなりません。 そのため、タンクローリーは、1年で多くても100日ほどしか畑に出ることはありません。 しかしながら、時期によっては、1日24時間、1週間毎日、稼動し続けることがあります。

トータルで、摩擦、摩耗面からも最適化された、80mm径の iglidur® Q(イグリデュール® Q)ポリマー製ベアリングが、振り子運動の台形車軸に使用されています。

Zunhammer社は1956年に創立し、当初、桶や樽の製作・修理を行っていましたが、その後、車両の製造を手掛ける会社となりました。 1958年に、樽を搭載した、液体肥料散布用トラクターの第1号が生まれました。 1959年、遠心分離機の原理を用いた2500Lの樽が最初の特許を取得しました。当時、樽はまだ木製でした。 1962年、この最初のモデルにキャリッジが搭載されました。更に、タイヤ付きの大型のタンクを搭載するために、タンデム式の車軸が開発されました。「1960年の年末以来、我々は振り子式車軸を製造しています。その後、ステアリングと連動した振り子式車軸の生産に移りました。」と Zunhammer氏はいいます。 今日当社では、この、振り子式台形車軸はが最新のものとなっています。 “

自動成分分析器

管理部門ヘッドの Zunhammer氏は木工技術のエンジニアです。しかしながら、早い段階で、樹脂材質の未来は明るいことを悟っていました。 結果的に、当初木製であった樽が、グラスファイバーで強化されたポリエステル製のタンクに変わりました。 これにより、安定性及び、液体の流れのよさはそのままに、軽量化が可能となりました。 今日では、このタンクのサイズは最大で27,000となっています。 自動成分分析器は、近代的な液体肥料散布タンクローリーの可能性を象徴しています。 液体肥料の通るパイプ部分に取り付けられたNIRセンサーによって、肥料の成分分析が行われます。 このようにして、液体肥料はタンクに送り込まれ、撹拌される際に成分がチェックされるのです。 分析の対象となる成分は、ニトロジェン(N)のみではありません。炭酸カリウム(K)や、ホスファト(P)もしくは乾燥質量(TM)についてもわかります。 また、それ以外の要素(原料とう)を追加することもできます。 このシステムは、現在主流となっているミネラル成分配合飼料と同様に画期的なものです。液体肥料を扱う業界の中で、世界中を見渡しても他に類を見ないものとなっています。「我々の顧客層は、ドイツ国内をはるかに越えたところまで広がっています。」と Zunhammer氏は言います。

丈夫で高負荷対応のポリマー製ベアリング iglidur® Q(イグリデュール®Q)を使用した、丈夫で高負荷対応の樹脂製ベアリングは振り子式台形車軸に使用されており、製品もシリーズ化しています。 無潤滑の機械要素は、長年その真価を発揮しています。 以前使用されていた真ちゅう製ブッシュは摩耗が激しく、寿命が非常に短いという問題点を抱えていました。
摩耗・摩擦面において最適化されたイグリデュールQ樹脂製ベアリング 摩耗・摩擦面において最適化されたイグリデュールQ樹脂製ベアリングは、高負荷環境においても耐摩耗性に優れ、編荷重や汚泥耐性にも優れています。 このベアリングは、特に旋回運動における使用に適しています。

真ちゅうから樹脂製へ

当初真ちゅう製ブッシュが、振り子式及び/もしくはステアリング式車軸に使用されていました。 しかしながら使い続けると、問題点が浮かびあがってきました。 というのも、液体肥料の撹拌及び運搬の過程で、道路や畑から出る汚れや埃が、機械部品の至る所に蓄積していくのです。

真ちゅう製ブッシュの寿命は非常に短かったのです。 「そのため、ポリマー製ベアリングへの置換えは成功でした。」とSebastian Zunhammer氏は過去を振り返ります。 「なぜなら樹脂製ベアリングはとにかく丈夫だからです。」 通常、車軸に使用されるベアリングは液体肥料に直接触れることはありませんが、 散布中は肥料が広範囲に飛び散るため、飛散残留物が積み重なります。

15年間に渡る無潤滑 樹脂製ベアリングの使用

イグリデュールQ材質を用いた摩耗・摩擦面において最適化された樹脂製ベアリングは、1996年以来タンデム式車両のステアリング機講に使用され、その高いクオリティーが評価されています。更なる性能を追求する場合は、同じくイグリデュールQ製のスラストワッシャーが使用されます。
「ステアリングの回転スピードは遅いのですが、表面の負荷が非常に大きくなっています。」と技術面でのニーズについて設計エンジニアのThomas Bauer氏はこう説明します。 Bauer氏は会社の管理部門や信頼性保証部門にも関わっています。 樹脂製ベアリングは、高負荷環境においても耐摩耗性に優れ、編荷重や汚泥耐性にも優れています。 無潤滑 ベアリングを使用し始めてからは、故障知らずです。 加えて、液体肥料は非常に強い刺激を持っています。 常に気化したアンモニアが車体の周囲に漂っており、全ての部品の劣化を促進しています。 樹脂製の部品は、取分け車軸の部品においては、さまざまな悪条件の中で使用されます。 また、コスト面も考慮しなければなりません。 農業は天候に左右されます。 どんな天候でも農作業ができる、というわけではありません。 それに加え、農作物の状態による、肥料散布の時期的なタイミングもあります。 以上のことを考え合わせると、液体肥料散布用のタンクローリーが、1年間に100日しか稼動できない状況も理解できるでしょう。 「肥料散布の期間中、散布車は万全のコンディションでなければなりません。」と、Sebastian Zunhammer氏は言います。 「繁忙期は1日24時間、週7日、稼動しています。 そのような期間は、故障があってはなりません。」 “

管理部門ヘッドの Zunhammer氏(後)と 設計エンジニアのThomas Bauer氏 管理部門ヘッドの Zunhammer氏と設計エンジニアのThomas Bauer は、ポリマー製ベアリングの技術面及びコスト面における利点に、大いに満足しています。 型式によって異なりますが、最大20個のベアリングが1台のタンクローリーに使用されています。

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