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埠頭の処理能力によって、そのターミナルが採算に合うかどうかが決まります。そのため、毎日入出港する船舶の停泊位置を柔軟に計画しなければなりません。
船上のケーブル管理システムは様々な場所にあり、延長可能なケーブルの長さにも限りがあるため(35~55m)、埠頭に固定された接続では、接続先のエリアが制限されていました。イグスの 移動式SPO技術は、お客様のターミナルに柔軟に対応し、コスト削減に貢献します。

コンテナ輸送については、IEC 80005-1規格では、ケーブル送出システムを船上に設置するよう規定されています。コンテナ船は世界中の海を航海し、暴風雨にさらされるような極めて過酷な使用条件下にも耐えなければなりません。
ケーブル管理システムが船上に搭載されるケースは、2つあります。船尾付近のコンテナスペースに、40'HCコンテナの半移動式システムとして搭載されるケースと、機関室の位置によって、通常は船の中央部に常設されるシステムとして搭載されるケースです。
イグスのe-spoolは、いずれの場合も、必要な仕様条件を満たし、柔軟に使用できるだけでなく、メンテナンス作業をほとんど必要としません。
海上ターミナルと船舶では、特に過酷な天候状況と常に変わる停泊位置に対応できるような、高い柔軟性と信頼性を備えたエナジーチェーンソリューションが強く求められます。一方、LNGターミナルでは、長距離、過酷な環境条件、常時運転準備といった課題に対処できる、頑丈でメンテナンス頻度の低い陸上電力供給ソリューションが必要です。いずれの場合も、イグスの OSCエネルギー供給システム が最適です。両者とも、潮の満ち引きや風、波による動きを補正し、緊急時対策機構を導入できるシステムを必要としているからです。このようなシステムは、バーレーンのFSUに関する当社のユーザーレポートでも紹介されています。
港湾内の船舶に、電力供給するための環境に配慮した代替手段として、陸上電源は、港湾地域の環境への影響を低減するための決め手となります。欧州連合(EU)による規制では、ほとんどのケースで陸上電源が要求されており、港湾管理会社にとって一層重要な課題となっています。このことは、実用的なソリューションを波止場付近に提供しなければならないというプレッシャーにつながり、このプレッシャーは、今後数年でさらに高まるでしょう。
そのため、陸上電源供給は、将来的にEUの主要港すべてで義務付けられることになり、貨物船だけでなく、クルーズ船にも影響を与えることになります。この使用法での条件は、電圧およびプラグイン接続に関して、アイドルタイムの長さ、柔軟な接続の必要性、電源タイプによって異なります。イグスは、港湾管理会社の要件や、船上ケーブル送出システムの仕様を満たすシステムを複数提供しています。

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