イグス ロールeチェーンの進化

ヨーロッパで初めて使われたロールeチェーンは、ストローク長130m、クレーンシステムへの電力供給装置に使われました。

高荷重向けロールeチェーンを使用したSTSクレーン。 「ヘビーデューティー仕様」のロールeチェーンは、高速でスライド走行するSTSクレーンやシップローダ/アンローダ用途で世界のスタンダードとなっています。

ロールeチェーンに新しく加わったP4は、静音性が求められ非常に高速(<240 m/分)で走行する用途向けです。 世界中のSTSクレーン、ASCクレーンなどで採用されています。

2018年～の展開

P4を改良したスマートロールeチェーンP4.1は、耐久性に優れています。ASCクレーンの場合、P4.1は電力とデータの主な供給をサポートし、超高速（<300m/分）で走行します。世界中のSTSクレーン、ASCクレーンなどで採用されています。

E400R型

1999

チェーンリンクのローラーのおかげで、摩擦係数およびエナジーチェーンを動かすのに必要な駆動エネルギーが大幅に削減できました。特に100m以上のスライド走行の場合、これが決定的な要素となりロールeチェーンの成功につながりました。
 

4040RHD型

2004

開発の第二段階では、ロールeチェーンの重要な箇所がすべて強化されました。 この「ヘビーデューティー仕様」では、接続部のピン・穴が2倍の大きさになり、接触面も30%以上広くなりました。 その結果、前シリーズとの比較で予測寿命が2倍になりました。

P4シリーズ

2008

P4では新たな開発段階に到達しました。 ダブルローラー設計により騒音と振動を大幅に低減、システムの耐用年数を延長しました。 標準リンクとローラーリンクは同じピッチであるため、ポリゴン効果も低減されました。

P4.1シリーズ

2018

最新の開発段階にあるイグスのロールeチェーンでは、チェーンリンクの接続部にメンテナンスフリーのトライボポリマー製すべり軸受を使用することで、耐用年数を大幅に延ばすことに成功しています。また、オプションでi.Sense 状態監視システムを装備することで、システムの残存寿命を確実に予測することも可能です。初代ロールeチェーンと比較して、予測寿命は3倍以上になりました。

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パンフレット

「ロールeチェーンの進化」(PDF)

スマートプラスチック

i.Sense状態監視システムおよびi.Cee寿命予測計算システムに関する情報カタログ。