ロールEチェーン P4.1

P4.1 ロールeチェーンシリーズは、装置の安全性と稼働率を向上します。チェーンリンク各結合部に、軸受が使える旋回箇所があります。新製品ではこの箇所にメンテナンスフリーの高機能ポリマー製すべり軸受が新たに組み込まれ、二倍以上の寿命を実現しました。
  • リンク結合部にメンテナンスフリーのトライボポリマー製すべり軸受を組み込み長寿命化、375,000kmの走行能力
  • 1,000m以上の長いストローク
  • 速度5m/s以上
  • オートグライドクロスバーのおかげで低振動かつ低騒音
  • インテリジェントな状態監視センサーの統合
  • エナジーチェーンとケーブルの最大36ヶ月の無償交換保証、または寿命予測計算ツールで計算された往復回数
P4.1のお問合せ

お客様の要件

装置の安全性と稼働性の向上

トリプルE級など新しいコンテナ船の高い要件を満たすには、新しく大型のSTSクレーンを建造するか、既存のクレーンを改造しなければなりません。 クレーンの稼働性と信頼性への要件もまた増加しています。 これは、エネルギー供給システムの設計と選択に影響を与えます。

イグスのソリューション

最新型のロールEチェーン P4.1

STSクレーンの可動性と信頼性を高めるため、イグスは ロールEチェーン P4.1を開発しました。このエナジーチェーンでは、トライポロジー特性を最適化した無潤滑すべり軸受が各チェーンリンクの接続部に使用されています。 これにより、チェーンの耐用年数が2倍以上になります。 加えてオプションのセンサーにより予知保全が可能になり、装置の稼働率をさらに高めることができます。耐屈曲性に優れたチェーンフレックス可動ケーブルと組み合わせれば、クレーンや長いストロークの際のフェイルセーフソリューションに最適です。  P4.1シリーズは、トロリ駆動及び1,000メートル以上の長手方向のストロークの両方に適しています。

寿命比較* 異なる世代のイグス・ロールEチェーン

ロールEチェーン P4.1 *記載されている走行性能は、ユーザーの使用事例とイグスの試験データを組み合わせた予測値です。

 ロールEチェーン P4.1の特徴


 
ロールEチェーンP4.1

摩擦係数および駆動力の低減

上部および下部走行部は少しずれて重なるかたちになり、樹脂製ローラー同士が乗り上げることなく相互に滑りながら通過するため、走行音は非常に静かです。 その結果、摩擦係数が低下し、駆動力は57%低減されます。


長寿命

各チェーンリンク結合部にはメンテナンスフリーのすべり軸受が搭載され、これによりエナジーチェーンの耐用年数が2倍以上になります。  
ロールEチェーンP4.1
ロールEチェーンP4.1


予知保全

新しいP4.1はオプションでスマート・モニタリングセンサーを搭載可能です。センサーは既定の摩耗限度を検知した時点で、イグス i.Ceeコミュニケーションモジュールに信号を送るため、ロールeチェーンのメンテナンスを予め計画できます。


走行ストローク1,000m以上のP4.1ロールEチェーン

ロールEチェーンP4.1
 

ロングストローク試験


P4.1ロールEチェーンを、最大速度8m/s、ストローク400mに相当する200mの距離で試験しました。 自動システムは、加速度と速度の点で幅広い用途を考慮しています。 搬送車の動きによる機械的な負荷に加えて、環境の影響も試験対象のエナジーチェーンやケーブルに作用します。
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P4.1シリーズの組立説明

エナジーチェーンP4.1の簡単かつ迅速な組立と分解

組立:
  • チェーンリンク同士を組み込む
  • ドライバーでネジを締める
  • オートグライドクロスバーを取り付ける
分解:
  • オートグライドクロスバーを取り外す
  • ドライバーでネジを緩める
  • チェーンリンクを分離する

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