無給油ブッシュ/すべり軸受「イグリデュール」の試験施設

私たちの樹脂すべり軸受はトライボロジー特性(摩擦/摩耗特性)に優れ、無潤滑で使用できるため非常に長寿命です。 高い品質を確保するため、250m²におよぶすべり軸受試験施設で、年間135兆回以上のテスト動作を実施しています。 お客様のリアルな使用条件に適した製品を提供することを目標に、実際の条件下でのテスト、検証、開発を行っています。 樹脂ベアリングは可動部品用に最適化されており、その特性は新しい設計の可能性を開きます。   ベースポリマーに、個体潤滑剤と強化剤を最適に添加し、優れた軸受特性を生み出しています。 試験の焦点は、各速度及び各負荷下における、圧縮強度/引張強度/摩擦係数/摩耗量/駆動力です。

何がどのように試験されていますか?

イグリデュールとイグボールの試験施設では、軸受および材質の応力/摩耗/摩擦特性が試験されています。高温や低温、高負荷、高速など他のパラメータは、テストごとに調整されます。試験施設には、約50の試験装置があり、300以上のテストが並行して行われています。同時に、約250の新しく開発された樹脂コンパウンドについて、毎年約11,300のトライボロジー特性試験を実施しています。新しい配合がその後の使用で価値を発揮できるように、それらは外部環境だけでなく、回転/揺動/直動といった異なる運動にも晒されます。 

 

加えて、粉塵や汚れおよび各気象条件の影響、さらには衝撃や振動の影響に対する試験もします。試験結果はデータベースに保存され、随時WEB上での寿命計算ツールに反映されます。

 

すべり軸受試験施設内には、どんな試験装置がありますか?

どのオンラインツールが試験データを取得するか

製品および材料の試験結果は様々に使われます。データは、新規開発や継続開発のほか、特定の用途に対応する製品を選定するためにも使用されます。 興味のある人は誰でも、数多くの製品エリアのオンラインツールを無料で使用できます。 各製品エリアごとに、製品を要件(圧縮強度やラジアル荷重)から比較して寿命予測計算が可能な「エキスパートシステム」などのツールがあります。
 
試験施設内での試験とイグスのオンラインツール

イグスの試験施設からの試験抜粋

当社はすべり軸受を摩擦係数から耐用年数まで徹底的に試験します。 多数の製品および材質試験に加えて、各お客様の条件での試験も行います。 以下は試験の一部です。

イグス試験施設の様々なエリア

ドライリン リニアガイド

ドライリン試験装置

ロボリンク・ローコストオートメーション

ロボリンク試験装置

チェーンフレックスケーブル

可動ケーブル試験装置