解決方法
KHS社では、20年ほど前から、イグリデュールすべり軸受の回転使用やドライリンリニアガイドなどのベアリング技術が、さまざまなシステムで使用しています。– つまり、これは、KHS社の高い要求をすべて満たしていることになります。しかし最近では、ベアリング単品だけでなく、すぐに設置可能な組立品を購入することが増えています。Innoket Neoのローラー式機構では、その例を数多く見ることができます。
切断マークセンサーの高さ調整例えば、切断マークセンサーの高さ調整では(
図1参照)、これまでKHS社は、多くの部品を使用して、自分達でこの機能を組立てていました。しかし現在は、リニア調整ユニット、ボトルの固定、計測スケール、組立ての調整など、全てイグス製品を購入しています。ベースとなっているのは、
ドライリンW リニアガイドWS-10-40です。
ラベルガイドのガイドローラー2つ目の例は、ロール式機構によるラベルガイド向けガイドローラーです(
図2)。無潤滑で耐食性に優れたこのローラーには、
クシロス ポリマー製ボールベアリングが採用されています(
図3)。最適な摩擦抵抗が得られるよう実践的な試験が行われ、ローラーの材質が選定されました。
ワークテーブルの調整ワークテーブル全体の水平方向の調整ユニットも、組立品のシステムです。これは、ローラーと装置の位置を調整します。調節は
ドライリンSLWスライドテーブルを使用したハンドルで行います(
図4)。後方のガイドは、
ドライリンW リニアガイド WSQ-16を使用して設計されました(
図5)。また、
エナジーチェーンE2/000シリーズが、ラベル装置にエネルギー、信号、真空、圧縮空気を柔軟に供給します(
図6)。