エナジーチェーンのスライド走行用スライドシュー

摩擦・摩耗特性を最適化したスライドエレメント及びロールEチェーンは、スライド走行時のエナジーチェーンの寿命を延長

イグスは既に数年前より、エナジーチェーンのスライド走行用にスライドシューを開発しています。これはエナジーチェーンシステムの寿命を大幅に延長します。このソリューションは走行速度1m/s～3m/sでの使用にお勧めです。

エナジーチェーンの摩耗からの保護
特に研摩の生じる環境でのスライド走行向け
簡単な取付

エナジーチェーン用スライドシューのお問合せ

技術向上

摩擦・摩耗特性を最適化したスライドパーツおよびロールEチェーンは、スライド走行時のエナジーチェーンの寿命を延長します。
対応ストローク速度 1～3 m/s
微細な粒子が多く存在する環境に適する
後付けが簡単
クロスバーにアクセス可能(E4Qの場合)
固定端アダプターを備えたシステム一式

コスト削減

低コスト
手直し不要
予知保全 - オプションで i.Senseモジュール追加可能

高性能

社内試験施設での試験 : 294,190ダブルストローク(10,003 km)、2021年4月9日現在。さらに詳しく

サステナビリティ

エナジーチェーンが寿命に達した時は、イグスのチェーンジリサイクルプログラム(日本未実施)をご利用ください。メーカーは問いません
イグスは、プラスチックの循環型経済を支援し、ケミカルリサイクルに投資しています

製品ラインナップ:

製品番号スライドシュー	対応する型式	製品番号固定端アダプター
GSC.E4Q.58**	E4Q.58	GSC.FP.56/58.SLS**	お問合せ
GSC.E4.56*	E4.56	GSC.FP.56/58.SLS**	お問合せ
GSC.E4Q.44***	E4Q.44	GSC.FP.42/44.SLS**	お問合せ
GSC.E4.42*	E4.42	GSC.FP.42/44.SLS**	お問合せ
GSCE4Q.34***	E4Q.34	GSC.FP.32/34.SLS**	お問合せ
GSC28*	GSC28	GSC.FP.32/34.SLS**	お問合せ

*在庫から出荷可能
**2021年5月から出荷可能
***2021年秋から出荷可能

スライド対ローリング

エナジーチェーン用スライドシューとロールEチェーンの比較

イグスのエナジーチェーン用スライドシューは、約1m/s～3m/sの低速時において、ロールEチェーンに代わる経済的な選択肢になります。

スライド走行のエナジーチェーンの標準仕様では、スライドシューやローラーは無しで構成されます。そのようなエナジーチェーンにスライドシューを取付けることで、予測寿命を延ばすことができます。アプリケーションによっては、スライドシュー取付で耐用年数を2倍にすることができます。それに対して、一般的にロールEチェーンを使用すると、予測寿命は4倍になります。 3m/sを超える高速・高加速・高頻度の使用には、ロールEチェーンが最も適切な選択肢です。

そのような設備では、たとえ理想的な構成材質のスライドシューであっても限界があり、期待される効果を発揮できません。

高速・高加速・高頻度で、ケーブル収納重量が大きい設備には、ロールEチェーンが唯一の選択肢です。

試験済み

摩擦を減らして - 寿命を延ばす

イグスは50年以上にわたり、すべり軸受やプラスチック製エナジーチェーンを製造するための合成樹脂コンパウンドを開発してきました。材料開発の目的は、常に新しい研究によって、コスト削減と技術向上のための材料を見つけることです。一つの重要な要素は、スライドするプラスチック製エナジーチェーンの耐久性です。エナジーチェーンの製造には、当初から耐摩耗性の高い材料が使用されていました。20年あまり前にロールeチェーンが登場し、現在も開発が続けられています。

イグスは社内試験施設でスライドシューも含めて、実際の使用条件に基づいた試験を試験を行っています。エナジーチェーンおよびチェーンフレックスの試験施設では、年間100億サイクルものエナジーチェーンの試験を実施し、製品に関する膨大な知識を長年にわたって蓄積しています。

開発したエナジーチェーン用スライドシューは低～中速時の摩擦や摩擦を最適化することで、スライド走行の水平使用におけるエナジーチェーンの寿命を延長します。