超高速対応イーサネットケーブル

イーサネットケーブルでデータを確実に伝送

イーサネットは、ローカルエリアネットワーク（LAN）の配線で最も広く使われている規格です。伝送速度は、最大400Gbpsと規定されているものの、現在の最新技術の最大速度40Gbpsとなっています。イーサネットケーブルは、CAT3からCAT8までのカテゴリ（Cat）に分かれています。CAT3は一般的にはもう使われていませんが、CAT5～CAT7ケーブルは業界で最も一般的です。しかし、CAT5eが自動化技術の中で依然として最も広く使われている規格です。また、イーサネット規格をベースとしたPROFINET やETHERCATも、そこから派生したものです。

イーサネットは、自動化技術の標準です。機械工学システムも画像処理システムも、イーサネットベースのバスシステムを使用しています。また、データ伝送のレベルが高いため、インダストリー4.0の分野の要件も実現できるようになりました。イーサネットは、機械を既存のオフィスネットワークに比較的簡単に統合できるため、機械工学にとって非常に魅力的に規格となっています。

イグスのネットワークケーブルの使用事例
イグスのチェーンフレックスケーブルでは、様々な種類のイーサネットケーブルを提供しています。合計32種類あるイーサネットケーブルには、ケーブルタイプが9種類あり、CAT5/CAT6/CAT7で、さまざまな用途に対応可能です。チェーンフレックスイーサネットケーブルはすべて、エナジーチェーン内で連続動作するために開発されました。ご要望に応じて、PVC、TPE、PUR等の外被を選択することができます。バスケーブルシリーズは、様々な性能レベルで提供しているため、使用分野に応じて適切なケーブルを選択すれば、最長の耐用年数で製品を使用できます。

全てのチェーンフレックスバスケーブルに共通した点があります。チェーンフレックスケーブルはすべて、同一の品質基準に準拠しています。それは、CF888シリーズのコスト効率に優れたケーブルであろうと、CFBUS.LBシリーズのように最高度の要求と最小の曲げ半径のケーブルであろうと変わりません。イグスは、すべてのチェーンフレックス可動ケーブルに対して、最大1,000万往復回の製品寿命で36か月無償交換保証を提供しています。

低価格で長寿命****可動用イーサネットケーブル選定表

ケーブルシリーズに応じて、チェーンフレックスネットワークケーブルは最長400mのストローク長に対応できるよう機械的に設計されていますが、ケーブル長が増すほど、バスシステムのデータ伝送速度は低下します。イーサネット仕様では、ケーブルの総延長は100mと記載されています。ただし、ここでは90mの設置ケーブルと10mのパッチケーブル（2×5m）が使われます。したがって固定設置では、合計100mまで可能です。ですが、エナジーチェーン用の耐屈曲性の高いイーサネットケーブルでは、2つのイーサネット接続機器間で最大50mのケーブル長が可能であることがイグスの経験から分かっています。しかしながら、この長さは、ケーブルカテゴリー（CAT5、CAT5e、CAT6、CAT6A、CAT7）、環境条件、作業要件によって異なります。したがって、長ストロークには、数百メートルから2kmまでのケーブル長を可能にする光ファイバーケーブル をお勧めします。