インテリジェント・モニターを搭載した下水処理場

• お客様の要望　ベーシックフリッツ・エナジーチェーンシステム、状態監視EC.P
• お客様の要件　頑丈で耐久性のあるエナジーチェーン、一部故障していたことに気付けなかったことに起因する全故障の回避
• 産業分野　廃水処理プラント
• お客様にとってのサクセスストーリー　ベーシックフリッツ・エナジーチェーンシステムの特長は、設計がモジュラー式であることと、雨風等の天候から保護できることです。24時間365日チェーン状態を監視しているので、一旦故障が発生すると、システムが一時停止し、システム全体が故障するのを防ぐことができます。これにより、オペレーターは、時間とコストを大幅に節約できます。

下水処理場で使われるエナジーチェーンは、365日24時間稼働しています。こうした継続的な負荷にもかかわらず、配管システムのダウンタイムは、常に避けなければなりません。そのためには、特に頑丈で耐久性のあるシステムとコンポーネントが必要となります。ですが、チェーンをガイドするだけでは不十分です。なぜなら、下水処理場の大部分は、無人で運転しているからです。そのため、故障や誤作動の可能性が、何時間も発見されないことがよくあります。チェーンは非常にゆっくりとした速度で動きますが、一旦故障すると、システム全体の故障につながってしまうことがあります。こうしたケーブルキャリア・システムの全損は、数時間のシャットダウンに比べて、短時間でメンテナンスを行って、システムを再び稼動させなければならないため、コストが非常に高くなってしまいます。人による監視がないので、どこを修正すればよいのか分からなくなっていました。

ベーシックフリッツ・エナジーチェーンシステムは、矩形浄化槽での使用に非常に適しています。このエナジーチェーンの特長は、モジュラー式設計であることと雨風等の天候から保護してくれることです。ベーシックフリッツ・システムは、タンクの壁に直接取り付けたり、タンクに沿って地面に直接設置することもできます。
システムの常時監視が必要な場合は、エナジーチェーンシステムに、EC.Pセンサー（EC＝e-chain P＝pull-force）という状態監視システムを組み合わせます。このセンサーは、エナジーチェーンのフローティング可動端に取り付けられ、エネルギーを供給するためにシステムが必要とする力を継続的に測定します。氷や、動物、メンテナンス中の工具忘れなど、外部の影響によってこれらの力が変化した場合、センサーはこの変化を認識し、人手を介さずにシステムのスイッチを切ります。
これにより、エネルギー供給装置の損傷を防ぐことができます。