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ボールベアリングの転がりではなく、樹脂製ベアリングの滑り

バリ取り機械でリニアガイド使用

金属パーツを機械でバリ取りする際には、ドライブへの要件及びフライスモーターのガイド部品への要件が高度になります。 高剛性が求められ、ガイドは、たくさんの送り量にも対応できなければなりません。 もし粉塵や汚れが多くない条件であれば、理論的にはボールベアリングガイドが最適です。 ある機械メーカーは、ここに樹脂製ベアリングの採用を決定。そしてそれが成功例となりました。

高い機械的荷重、激しい振動、そして大量の粉塵

フライス工程の主軸2本には、ボールベアリングのリニアガイドを使用。 これは高速運転においても、適切な選択に見えます。 しかし、のこ盤とフライスモータ2つの縦方向ガイドは、同時にフィードストローク25mmを稼動させるので、問題が異なります。 ガイドには大きな荷重がかかります。フライス加工で発生する力を受け、これを「支える」必要があるからです。 それに加え、速い走行速度を実現するモータが、非常に大きな振動を引き起こします。最終的にはこの時点、つまり機械の中間地点で、アルミのチップや切粉に多くさらされることになります。 こうしたすべての要因は、ボールベアリングガイドには適していません。 そのため、機械設計事務所の設計者は他のソリューションを探しました。 彼らは、イグス(igus®)が手掛ける ドライリン(drylin®) T ポリマー製ベアリングの採用を決めました。 このベアリングを使用した設備では、摩耗耐性に優れた高性能ポリマーイグリデュール(iglidur®)Jを材質としたスライド部があるキャリッジが、硬質アルマイト処理済みアルミニウム製のレール上を走行します。 このキャリッジとガイドレールとの組合わせは最良のもので、スチール製レールの組合せと比べて約3倍の耐摩耗性を示します。

金属部品のバリ取り機

給気冷却器向け自動角フライス盤

 

システムはすべり特性に優れているため、走行が非常に静かです。また、腐食、汚れに強いのも特長です。 こうした特性には、「無潤滑運転」が大きな役割を果たします。 ドライリン(drylin®)Tベアリングは潤滑剤を必要とせず、スライド部がワイパーのような働きをするため、切り子や粉塵がスライドレールから取り除かれます。 加えて、高性能ポリマーであるイグリデュールJは、優れた滑り特性を備えており、スムーズな走行を実現します。 イグスが開発した、この耐摩耗性に優れた材質には、潤滑材が常に「組込まれて」います。 リニアガイド ドライリンTは今日、とくに汚れの激しい分野で優れた成功事例を持っています。 たとえば木材加工、製紙、繊維加工、あるいは包装機械等です。 また、水、アルカリまたは酸性媒体が多くのボールベアリングガイドの障害となる環境においても、このリニアガイドは機能します。

摩耗が見られない

機械は非常に高度な負荷下におかれています。それでも、摩耗は見られません。 ガイドユニットは高振動、高い機械および環境負荷の下、アルミニウムの切り子と粉塵が大量に発生する中で、年30万ストロークを稼動しなければならないのです。 摩耗が発生しやすい環境において、ドライリンガイドは3年間に90万ストローク稼動し、かつ隙間が発生していません。

ドライリン T 「高耐久性」タイプ

蓋の部分にスライド部を搭載した、 ドライリンT「高負荷用」 リニアガイド

 
その他の使用事例
さまざまな分野での使用事例は、こちらをご覧ください。