RoHS - 特定有害物質の使用制限 | ロボットケーブル対応規格

RoHSとは、特定有害物質の使用制限 (Restriction of (the use of certain) Hazardous Substances) の略称です。
この指令はすでに二度改定されています。(EU)2015/863 (RoHS-III)は、2015年3月31日に発行された指令です。これは、2011年6月8日から施行されていた指令2011/65/EU (RoHS-II)に代わるものです。それ以前は、2003年1月27日付けの指令2002/95/EC (RoHS-I)が適用されていました。

この単一市場指令は、すべてのEU加盟国に同じように適用され、共通した解釈をする必要があります。
指令は、電気・電子機器に含まれる鉛、水銀、フタル酸エステル類などの有害物質の使用を制限または禁止し、特定の成分の規制値を定めています。
対象は、大型・小型家電製品、IT・通信機器、家電機器、照明器具、電気・電子工具、玩具・スポーツ・レジャー機器、自動出力装置、電球・家庭用照明器具などです。

またRoHS指令への適合は、電気製品のCEマーキングの前提条件となります。

チェーンフレックスケーブルの対応：

イグスのチェーンフレックスケーブルは、RoHS-III指令で禁止されている成分を使用せずに製造されています。鉛などの有害な可塑剤は使用していません。当社はこの指令に厳格に準拠し、該当するRoHS-II/RoHS-IIIの要件を満たす外被材質を開発し、社内試験施設でテストを行っています。これにより、チェーンフレックスケーブルは、鉛フリーを実現し、有害な可塑剤を使用せずに製造することができます。