大きなゴミ問題があるのは地球上だけではない。青い地球を周回する衛星は1,000基を超え、数十年にわたる宇宙旅行の後、宇宙空間にも多くのゴミが捨てられている。現在、地球を周回する物体は3万個以上あり、活動中の人工衛星にとっては非常に危険である。これらの物体は時速25,000kmにも達するため、衝突した場合には非常に破壊的なエネルギーを放出する。UB-Spaceプロジェクトの目的は、宇宙空間で廃棄物を回収し、適切に処理することである。ブレーメン大学とブレーメン応用科学大学の学生で構成される6人の学際的チームは、適切な廃棄物回収キャンペーンを可能にするため、宇宙空間におけるいわゆる"非協力的な物体" の動きを分析することを課題としている。この目的のために、ロケットモジュールに取り付けられた試験体が熱圏に放出される。いわゆる"自由落下ユニット" (FFU)の位置と動きは、放出後にセンサーとカメラシステムによって正確に記録され、チームの実際の計算根拠となる。