ボールねじ vs. ドライスピン送りねじ
短いストロークもメンテナンスフリー

樹脂製ナットは高い静荷重に対応できますか?

新シリーズDST-JGRMは最適化された射出成形設計で、フランジ付き送りねじナットに代わる堅牢性を備えています。     特別な設計により、簡単な取り付けが可能で、特にラジアル荷重に適しています。    ステンレスプレートとの組み合わせで、6MPaまでのアキシアル荷重に耐えることができます。
高荷重をサポート

購買コストを最大61.5%削減する方法とは?

当社のドライスピン送りねじナットは金属製品に比べて、技術面だけでなくコスト面でも利点があります。 従来の金属製ボールねじナットと比較して最大61.5%低コストです。 また、長期的な費用も大幅に削減されます。ドライスピン送りねじは、メンテナンス費用や潤滑剤の購入が不要だからです。 
コスト削減


ボールねじ

- 定期的な給油とメンテナンスが必要
- 腐食しやすい
- 高重量
- 運転時の騒音
- 短いストロークにあまり適さない
違いは?

ドライスピン送りねじナット

100% 無潤滑、メンテナンスフリー、耐食性
最大34.4% 軽量 
最大61.5%低い購買コスト
30% 長寿命
静音、振動がほとんどない

無潤滑

定期的な給油が必須の金属製ボールねじ
金属製ボールねじナットは給油が不可欠です。給油しないと腐食が発生します。 適切なメンテナンスをしないと、摩耗によりシステム全体の運転に不具合が起きて機械の故障につながる可能性があります。 無潤滑でメンテナンスフリーのドライリン送りねじは、従来の金属製ボールねじに代わる最適なシステムです。
 
無潤滑でメンテナンスフリーのドライリン送りねじ
当社の高機能ポリマー製ドライリン送りねじナットはすべりねじで、潤滑剤を全く必要としません。  自己潤滑により、メンテナンスは最小限に抑えられます。  無潤滑走行は、埃や繊維などの粒子の付着がはるかに少なくすみます。 汚れた環境下では、従来型の潤滑必須の送りねじに比べて寿命が大幅に長くなります。
無潤滑のドライスピン送りねじ駆動

堅牢で標準品と同じ取付寸法

 最適化された射出成形製の新シリーズDST-JGRM は、 フランジ付き送りねじナットに代わる堅牢性 を備えています。 標準的なボールねじナットと同一の取付サイズとピッチを特徴としています。  特殊なデザインにより、取り付けが容易で、特にラジアル荷重に適しています。   
 
► 標準的なボールねじナットと同じ取付サイズおよびピッチ
► 高機能ポリマー イグリデュールにより無潤滑・メンテナンスフリー 
► 樹脂の射出成形により費用対効果に優れる
► 堅牢タイプ 
► ネジサイズ14、16、18、20に対応 
JGRM 送りねじナット
ステンレスプレートを使用した「ヘビーデューティー」バージョンもご用意しております。 
 
アキシアル荷重が大きい場合は、JGRMのヘビーデューティー・タイプをご利用いただけます。 ヘビーデューティーJGRM送りねじナットのフランジサイズは変わりません。プレートはJGRM送りねじナットの前面に取り付けられています。
 
ステンレスプレートを使用することでネジ頭が樹脂と接触せず、力を分散させる接触面が大きくなります。 6MPaまでのアキシアル荷重に耐えられます。
 

最大34.4%の軽量化

従来のボールねじナット フランジ型 vs. ドライリン 台形ねじナット フランジ型
(同一寸法)
88%軽量化
88%軽量化

耐食性

耐食性


腐食のために定期メンテナンスをしていますか?
金属製のボールねじナットを湿潤環境で使用すると、わずかな時間で腐食が発生します。 さびはスムーズな運転を妨げるため、金属製ボールねじナットには定期メンテナンスや交換が必要です。これは、時間と費用がかかることを意味します。
 
さびないドライスピン送りねじナット
一方、ドライスピン送りねじは耐食性です。 つまり、ドライリン送りねじは腐食性の環境でも滑らかに可動し、長寿命でメンテナンスフリーです。 イグスの樹脂製ナットは摩擦および摩耗を最適化したイグリデュール高機能ポリマー製です。 合わせて使用する送りねじは、ステンレス製です。

稼動時の騒音と振動が少ない

ボールねじナット

ボールねじナットの振動 騒音や振動がありますか? 
ボールねじ内部のボールベアリングは、使用中に騒音を発生させます。 このような音は不快なものと思われる場合もあります。ノイズを低減するため、機械の速度を落としたり追加で潤滑剤を使用したりします。さらに、ボールねじは早期に振動が始まる場合もあります。

ドライスピン

稼動時の騒音と振動が少ない イグスのドライスピンは静音走行・高い減振性
ラウンド形状のねじ山設計のため、送りねじと送りねじナットの接触面積が少なくなっています。そのため、ドライスピン送りねじは、高荷重下でも非常に静かでほとんど振動がありません。オンラインショップでは、幅広い形状・サイズの送りねじをご覧いただけます。  

メリットとデメリット

ボールベアリング

高精度、アキシアル方向・ラジアル方向のクリアランスが小さい
► 低摩擦係数
► 高い動荷重のある使用に対応
► 最大100%の高効率
► 寸法の柔軟性はほぼ無し
► 外側にリターンチューブのあるボールねじではノイズが発生しがち
► ボールによる点接触のため高い静荷重に弱い
► 相対的に重い

ドライスピン 送りねじ

設計の柔軟性が高いため、OEM用途も可能。(例:小さな設置スペースなど)
非常に柔軟なピッチの調整オプション
送りねじ径とねじナット設計
より優れた費用対効果
潤滑剤の補給不要
滑らかな走行
頑丈、優れた耐汚性および耐食性
静荷重に対応
軽量
材質の種類:高荷重および高温に対応、FDA準拠
寿命予測可能
ドライスピンオンラインショップへ

イグスのドライリン送りねじの寸法表

寸法表
さらに詳しく

送りねじナット

送りねじナット ► 様々なタイプ
► 異なる7材質
► 最大50.9%コスト削減
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送りねじ

送りねじ ► 多条ねじ、台形ねじ、メートルねじ
► 異なる5材質
► 最大30%長寿命
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アクセサリ・特殊形状

アクセサリ・特殊形状 ► あらゆる用途に対応する特殊設計
► 送りねじナット・送りねじ用アクセサリ
► 技術担当者がサポートいたします
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