耐摩耗性ポリマー使用の3Dプリント

従来の素材と比べて最大50倍長寿命


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飲料産業向け3Dプリント製グリッパー

3Dプリント使用事例

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3Dプリント新提案

3Dプリントの新提案

耐摩耗性プラスチックを用いた積層造形に関する新製品とサービスをご紹介します。

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イグスの3Dプリント材質の品質と利点を直接ご確認ください。3Dプリントのコンポーネントに興味はあるけれども、まず実際の製品を見てみたい場合は、ぜひ、無料サンプルをご注文ください。

ミラクルローラ

内側にローラーが組み込まれた3Dプリント製ローラー 内側に回転ローラーを組み込んだ3Dプリント製ローラー
材質:イグリデュールi3(レーザー焼結材質)

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送りねじと送りねじナット

3Dプリントねじ 3Dプリント製の送りねじと送りねじナット
材質:イグリデュールi3(レーザー焼結材質)

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弾性グリッパー

3Dプリント製の弾性グリッパー 3Dプリント製の弾性グリッパー
材質:イグリデュールi3(レーザー焼結材質)および青色の弾性材質

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ウォームギア

3Dプリント製ウォームギア ウォームギア
材質:イグリデュールi6(レーザー焼結材質)

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かさ歯車

3Dプリント製かさ歯車 かさ歯車
材質:イグリデュールi3(レーザー焼結材質)

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ギア(染色)

3Dプリント製はすば歯車 はすば歯車、色付き
材質:イグリデュールi3(レーザー焼結材質)

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P2M製造のすべり軸受とギア

3Dプリント金型で射出成形したすべり軸受とギア 3Dプリント製の金型で射出成形したすべり軸受
材質:イグリデュールG
3Dプリント製の金型で射出成形したギア
材質:イグリデュールX

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複数材質のサンプル

マルチマテリアル3Dプリント製ダブルジョイント 複数の材質(摩擦特性を最適化したフィラメントと、非常に高い強度に対応する高剛性フィラメント)で製造された部品
材質:イグリデュールi150およびイグミッドP150フィラメント

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ESD対策サンプル部品

ESD対策部品 導電性ローラー。後処理で、薬品を使って表面を滑らかにします。
材質:イグリデュールi8-ESD(レーザー焼結材質)

ESD対策 3Dプリントについて詳しく
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よくあるご質問(FAQ):イグスの3Dプリントサービスとイグリデュール材質に関するご質問と回答

粉末プリント(レーザー焼結法)

イグリデュールのレーザー焼結(SLS)用粉末は、どの3Dプリンターで加工できますか?
イグスではEOS Formiga P110を使用しています。原則的に、トライボ素材のイグリデュールI3-PLとイグリデュールI6-PLは、プリントパラメータを調整すれば、CO2レーザーを搭載したレーザー焼結方式の3Dプリンターでも加工が可能です。すでにEOS Formiga P100をお持ちのお客様や、3Dシステムをお持ちのお客様からも好評をいただいております。レーザーエネルギーの吸湿率が異なるため、Sinterit LisaやFormlabs Fuse 1のような低コストのシステムには適していません。イグリデュール I8-ESD-PLはブラックカラーであることからこれに適しており、すでにお客様から好評を得ております。
これまでは、常にPA12やMJFプロセスで製造された部品を購入してきましたが、イグスのレーザー焼結粉末ではどれが同等でしょうか?
イグリデュールのレーザー焼結用材質は基本的にすべて適しており、要件に応じて最適な材料を選択することができます。イグリデュールI3-PLは、イグスの3Dプリントサービスにおいて最も高い頻度で選択され、最も高いコスト効率のレーザー焼結用材質です。
ねじはプリントできますか?
固定ねじは、M6または同等の寸法から直接プリントすることができます。そのためには、3Dモデルに幾何学的な形状を組み込む必要があります。また、ねじを切断したり、応力の大きい、または頻繁にねじ込まれる場合は、ねじ式インサートを使用することもできます。別途お見積りいたしますのでお問い合わせください。
駆動ねじについてはどうでしょうか?
イグスでは、ご要望に応じて台形ねじやドライスピン送りねじ用のネジ穴を備えたコンポーネントを提供しています。台形ねじ用の送りねじナットは、イグスのCADコンフィギュレータで作成することができます。ドライスピン送りねじについては保護された形状であるため、イグスの担当者にお問い合わせください。
材質をミル加工したり、他の機械的な加工ができますか?
適切な機械的再加工が可能です。旋盤加工では、未強化プラスチック(例えばPOM)に対する通常の対策が適用されます。ここではクランプ時の部品の変形を防ぐために、固定具を作る必要があります。イグリデュール素材は耐摩耗性が高いため、標準的なプラスチックに比べて研削作業がより困難になります。
ギアに最適なイグリデュール レーザー焼結用材質はどれですか?
イグリデュールI3 は、平歯車を使った試験では、イグスの 3D プリント素材の中で最も長い耐用年数を示します。ウォームギアの場合は、相手材との間で相対的なスライド動作が発生するため、イグリデュールI6が適しています。
コンポーネントの表面を滑らかにすることはできますか?
イグスの3Dプリントサービスにおけるレーザー焼結部品の平滑化には、振動研磨と、化学的表面処理が用いられます。振動研磨では、小さな砥石を使って部品の表面を平らにし、粗さを低減します。化学的表面処理では、化学薬品を使って部品の表面を溶かし、表面を滑らかにします。
表面仕上げのメリット・デメリットは?振動仕上げでは表面の粒子を最小限除去するため、例えばすべり軸受の収縮が予測されます。費用対効果が高く、迅速な後処理が可能ですが、摺動体が届かない場所では効果がありません(例:内面局部、チャンネル)。この加工は、単純な形状の小型部品にのみ適しています。
化学的表面処理では、部品の表面にあるプラスチックを溶かします。溶剤が蒸発した後は高密度な表面が残りますが、未加工の部品は常に一定の多孔があり、これが潤滑剤、接着剤、圧縮空気、真空の使用の際に一役買っています。この表面処理方法では、振動研磨よりもさらに滑らかな表面が得られますが、追加料金が高くなり、部品の納期も長くなります。
どちらの表面処理も、 イグリデュールデザイナー の「仕上げ」タブ上で、オンライン構成・注文を直接することができます。
真空で使用する際の注意点は?
イグスのすべり軸受は、固体潤滑剤が含まれているため、真空中でも機能します。アプリケーションによってはアウトガスの発生を考慮する必要があります。ここではFDM方式ではなく、より高密度なSLS方式を推奨しています。SLS方式については、造形前にパウダーを乾燥させることで低減することが可能です。どちらもイグスが直接提供し、製造中に実施することができます。
3Dプリンターで作った部品は気密性が高いですか?
イグスはこれまでに、レーザー焼結方式による部品製造を通じて経験を積むことができました。未加工の部品は高い気密性を持たないことが知られています。気密性は、浸透プロセスや化学的表面処理によって大幅に改善することができますが、これはすでにお客様のフィードバックによって確認されています。しかし、気密性は常に肉厚に依存しており、厚いほど気密性は高くなります。フィラメントプリントで製作された部品の場合、気密性が低いことが想定されるため、ここではレーザー焼結方式を推奨します。
カラー粉末はありますか?どのカラーがありますか?
イグスはカラーのレーザー焼結用粉末を提供しておりません。材料の変更に手間がかかるため、一般的には、レーザー焼結部品の製造では、後処理で着色されます。イグリデュール素材で製造された部品にも適用可能です。20色以上の標準色が用意されており、特殊カラーも可能です。材料の摩耗特性は、着色によって影響を受ける可能性があります。
イグリデュールトライボ素材は、基本的にホワイト(イグリデュールI6、I10)、イエローベージュ(イグリデュールI3)、ブラック(イグリデュールI8-ESD)の3種類です。ブラックカラー部品の場合、イグリデュールI8-ESDは色付きの部品に比べて部品が内部まで染色され、納期や部品コストへの影響もないため、より良い選択となる場合があります。また、ブラックカラーは耐候性にも優れています。

フィラメントプリント(FDM・FFF方式)

イグスが推奨するFDM方式3Dプリンターは何がありますか?
ございません。基本的には、プリンターには十分な大きさの密閉された設置スペースと、加熱式プリントベッドが必要です。さらに、2つのノズルを持つプリントヘッド、または300℃まで加熱できる独立した2つのプリントヘッドを推奨します。
また、プリンターの各パラメータは自由に設定できるものでなければなりません。つまり加工パラメータを調整でき、他社製のフィラメントもプリントできるものでなければなりません。その他にも、交換可能なマグネットプレート、ネットワーク接続、直接駆動の押出機、自動プリントベッドレベリングなどは、便利な仕様です。
一般的なプリンターであれば、当社のフィラメントを問題なく加工できるはずです。また、プリンターをご購入いただいた方には、材料サンプルをお送りすることも可能です。是非お問い合わせください。
イグスのフィラメントを自分の3Dプリンターで加工することはできますか?
ほとんどの場合、他社製の材料を加工できる3Dプリンターであれば問題ありません。プリントパラメータ(速度、温度など)が自分で設定できるようであれば、言うことはありません。
イグスのフィラメントは、Stratasys、Makerbot、Markforgedのプリンターで加工できますか?
できません。他の機種と同様、独自のフィラメントしか使用できないためです。
イグスが提供しているフィラメントの直径はどれぐらいですか?
イグスのフィラメントには、直径が1.75mmと2.85mmの2種類があります。3Dプリンターの中には、直径3mmのフィラメントが必要なものもあります。実際には直径2.85mmを指しますので、同義としてお使いください。そのためイグスの「3mm フィラメント」は、2.85mmまたは3mmフィラメントを要件とするプリンターで使用することができます。
高温用フィラメント(イグリデュール RW370、A350など)は、今のところ1.75mmしか使用できません。
トライボフィラメントのスプールの寸法を教えてください。
フィラメントスプールの寸法は、 オンラインショップの製品ページに掲載されています。
Cura用のプロファイルが動作しませんが、どうすればいいですか?
イグリデュールI150-PF、I180-PF、そしてその他のトライボフィラメントなどのプロファイルは、Curaにインストールが可能です。その後ソフトウェアを再起動しなければなりません。本プロファイルはUltimaker 3Dプリンター(3、S3、S5)でのみ動作し、材料はCuraでそのようなデバイスがセットアップされている場合にのみ選択できます。他の3Dプリンター用にCuraでダウンロードができるプロファイルはありません。
3Dプリンター用のトライボフィラメントのプロファイル・パラメータセットはありますか?
イグスはほとんどの3Dプリンターを対象に、各トライボフィラメントの一般的な加工方法をダウンロードにて提供しております。オンラインショップにある各材料の製品ページの「ダウンロード」で、見つけることができます。
イグスの繊維強化フィラメントはありますか?
イグミッドP150-PFおよびイグミッドP190-PFは繊維強化素材であり、従来のフィラメントよりもはるかに高い剛性と強度を有します。
トライボフィラメントのサポート材として適しているのはどの素材ですか?
トライボフィラメントによっては、PVAのような様々な(水溶性)フィラメントを、他社から入手して使用することができます。イグリデュール i180-PF、i190-PF、J260-PFのように加工温度が高いフィラメントには、必要に応じて高温に適したサポート材を使用する必要があります(例:FormFutura社Heliosサポート材)。
その代わりとなるのが、「ブレイクアウェイ」サポート材で、3Dプリント後に手動で簡単に取り外すことができます。いくつかのトライボフィラメント、例えばイグリデュールi150-PFでは、PLAはサポート材としても適しています。プリント後に手間をかけず手動で取り除くことができます。
高温用トライボフィラメント(イグリデュールRW370、A350など)には、現時点では推奨できません。
どのフィラメントがギアに適していますか?
トライボフィラメントと標準的な3Dプリント用フィラメントとの耐用年数の比較では、イグリデュールI190-PFとイグミッドP150-PFが最も優れた結果を示しています。現在詳細なレポートはありませんが、将来的には用意する予定です。
イグスのフィラメントはどのようにプリントベッドに接着させますか?
トライボフィラメント用に、イグスは接着剤接着シートを提供しており、オンラインショップで注文することができます。接着剤は、ガラスなどのプリント面に液体として塗布するもので、接着剤およびプレートが冷えたときの離型剤としての役割があります。シートはプリントベッドに貼り付けて使用するもので、接着性を高めてくれます。接着剤が適しているのはUltimaker 3Dプリンターのみです。
カラーフィラメントはありますか。どのような色がありますか?
これらは技術素材であるため、色は二次的要素になります。そのため、フィラメントの色はホワイト(イグリデュールI150-PF、I180-PF)またはイエローベージュ(イグリデュールJ260-PF、I190-PF、RW370-PF)のみとなっております。イグリデュールI180-PFのバリエーションとして、特殊用途向けにブラックのイグリデュールI180-BL-PFと、食品業界向けにブルーのイグリデュールI151-PFとA350-PFがあります。
コンポーネントの表面を滑らかにすることはできますか?
一部のトライボフィラメントでは可能で、すでに試験的に検証されています。お客様の個別のアプリケーション査定については、イグスの担当者にお問い合わせください。
フィラメントは乾燥させる必要がありますか?
フィラメントの乾燥は、高い表面品質、最適な機械的特性、材料のプリント適性を確保するために適宜行うことが推奨されます。イグリデュールI190-PF、イグリデュールA350-PF、イグリデュールRW370-PFのように、より頻繁に乾燥させる必要があるフィラメントもあります。フィラメントスプールの乾燥には、一般的な家庭用の対流式オーブンや、この目的のために特別設計されたドライエアオーブンを使用します。
最高乾燥温度は何度ですか?
目安としては、プラスチックの最大使用温度を超えず、かつプラスチック製リールにダメージを与えないような乾燥温度です。艶消しブラックのプラスチック製スプールのフィラメントの場合、最大70°C、透明スプールで最大90°C、そして光沢ブラックのスプール(高温用フィラメント)では、最大125℃で4~6時間以上の乾燥時間が必要です。
FDM方式で製作された部品にも、レーザー焼結法のような後処理は可能ですか?
FDM方式で製作された部品には、機械加工(切削加工、旋盤加工、フライス加工)や、ねじ式インサートの設定などの後処理手順も可能です。この点に関してお客様のアプリケーションのサポートが必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。
イグスが2Kまたは4Kプリントサービスで提供している材料はどれですか?
マルチマテリアル3Dプリントサービスでは、トライボフィラメントの他にも、柔軟性のある材料(TPU)などのさまざまなフィラメントが用意されています。ご興味のある方はお問い合わせください。
どの材料を組み合わせることができますか?
フィラメントの中には、その分子構造によって樹脂コンパウンドを形成するものがあります。他にも単純に組み合わせられないものも多く、ここでは形状に合わせた接続を構築する必要があります。詳細については、当社のマルチマテリアルプリントに関するブログ記事(英語)をご覧ください。

積層造形法に関するその他の質問

3Dプリントにはどんな種類がありますか?
3Dプリントのプロセスは、熱溶解積層法(FDM)、レーザー焼結法(SLS)、レーザー溶融法(SLM)、光造形法(SLA)、光造形法の面露光方式(DLP)、マルチジェット方式やポリジェット方式などがよく知られています。
イグス3Dプリントサービスでは、SLS、FDM、DLPの各プロセスで素材を加工します。P2Mでコンポーネントを射出成形する金型も、SLMのプロセスで製造することができます。
3Dプリントはどのように役立ちますか?
3Dプリントは、従来の製造プロセスよりも固定費がはるかに少ないため、複雑な形状の部品や少量生産、プロトタイプの開発に最適な製造プロセスです。しかし、部品の形状によっては大量生産のアプリケーションでも、最も安価なプロセスになり得ます。ダイカストや射出成形では、各部品を生産するために専用の金型が必要です。次の部品を生産する前に、金型を交換し、機械を再装備しなければなりません。これらのコストは、最初に部品の生産量に基づいて計算する必要があります。
3Dプリント部品は、非常に短時間で製造することもできます。例えば、3Dプリントで製造したスペアパーツは、迅速に入手でき、製造コストも安い場合が多いため、欠陥パーツによる機械故障のコストを大幅に削減、あるいは排除することができます。
3Dプリントサービスの利点は何ですか?
  • 生産コストの低減:3Dプリントサービスを使用すると、独自の産業用3Dプリンターの調達、材料の保管、技術担当者の雇用にかかるコストを削減できます。また、生産にかかる時間を節約できます。
  • 品質とスピード:イグスの3Dプリントサービスは豊富な経験があるため、迅速に製造し、非常に優れた製品を提供します。特にオンライン注文のプロトタイプや少量生産の製造は、迅速かつ簡単です。オブジェクトのCADデータをブラウザにアップロードするだけで、完成部品を短納期でを受け取ることができます。部品の製造や再加工に必要な時間や人員を心配する必要はありません。
  • プリントプロセスの柔軟性:3Dプリントサービスには通常、種類の異なる造形方法があるため、製造する部品のタイプと機能に合わせて最適なプロセスを選択できます。
  • 積層造形の専門知識:高品質で機能的なプロトタイプや少量生産の製造は、3Dプリンターの単純な操作だけでは実現できません。プロ仕様の3Dプリントサービスでは、設計、プロセスや材質の選択、製造部品の機械的特性の仕様において、アドバイスとサポートを提供します。
  • 明確なコスト構造: ご注文、納品、お支払いを簡単に行えます。3Dプリントサービスのコストは、事前に簡単かつ正確に決定することができ、容易な予算計画が可能です。時間とコストを節約して他のプロジェクトに投資することができます。
  • 少量生産とスペアパーツ:積層造形のプロセスで個々の部品や交換部品をまれに(あるいは一度だけ)製造する必要がある場合、3Dプリントサービスは最適な選択肢です。必要な部品をレーザー焼結法で製造する場合、数量が少ないと追加コストが発生する可能性があります。プロ仕様のプリントサービスでは、多様なお客様向けの大量の部品を一度に製造することができるため、価格を大幅に削減することができます。
3Dプリンターの利点とは?どのような場合に購入すべきですか?
必要なノウハウを持った技術担当者が社内にいる場合のみ、自社で3Dプリンターを購入するべきです。3Dプリンターは、購入費用だけでなく、素材、ソフトウェア、不良部品などのコストもかかるため、収益性を見据えて購入する必要があります。自社で3Dプリンターを調達する前に、3Dモデルを様々な外部のプロバイダーに依頼し、複数のプロセスを試したうえで、その結果が用途に最適かどうかを評価する必要があります。
SLA方式とDLP方式用のイグスの樹脂素材はありますか?
はい、あります。イグスでは、DLPプリンターやLCDプリンターのプロセス向けに、摩擦特性を最適化した3Dプリント樹脂を開発しました。この樹脂は、細部が精密で表面が滑らかなコンパクト部品の製造に特に適しています。この樹脂で作られた耐摩耗性部品は、3Dプリントサービスで注文することができます。また、この材質はイグスのオンラインショップでもお求めいただけます。
筐体にはどのような材料が適していますか?
このような部品をイグスで製造する場合、摩擦や摩耗を最小限に抑えるために特別に最適化した材料を使用するため、他社よりも高コストになる可能性があります。イグリデュールi8-ESDはその色と帯電防止仕様により、イグミッドP150-PFおよびP190-PFはその繊維強化の特性により、それぞれ適しています。
イグスはスペアパーツを製造できますか?
3Dモデルが存在し、元の製造メーカーに法的権利がない場合は可能です。すべり軸受やギアなどの単純な部品については、イグスCADコンフィギュレータも利用できます。
イグスの透明な材料はありますか?
いいえ、ありません。イグスは可動用途のための材料や化合物の加工・開発のみを行っています。
イグスは、3Dプリントサービスを利用した金属部品の製造も行っていますか?
いいえ。
イグスの導電性3Dプリント素材はありますか?
どちらとも言えません。変性プラスチックは、金属に比べて非常に高い抵抗力を有しています。比抵抗力が約 1x1071Ω×cmのイグリデュールI8-ESDは「帯電防止」に分類されますが、実際には導電性ではありません。
イグスの難燃性3Dプリント素材はありますか?
トライボフィラメントのイグリデュール RW370-PF、A350-PFは、UL94 V-0に準拠した難燃性を有しています。イグリデュール RW370-PFは、鉄道車両向けのEN45545規格もクリアしています。レーザー焼結用材質であるイグリデュールi3は、車両内装材のFMV SS 302とDIN 75200規格を満たしています。証明書は、オンラインショップの製品ページにある「ダウンロード」タブから入手できます。
イグスのFDA準拠の3Dプリント素材はありますか?
レーザー焼結用材質のイグリデュールI6とイグリデュールI10、トライボフィラメントのイグリデュールI151-PFとA350-PFは、FDA及びEU 10/2011に準拠して食品との接触が認可されています。証明書は、オンラインショップの製品ページにある「ダウンロード」タブから入手できます。
水中での使用に適した素材はどれですか?
イグリデュール素材を使って水中で回転・揺動アプリケーションを試験した結果、特にレーザー焼結用材質のイグリデュールi8-ESDは、その環境下での摩耗率が非常に低いため、適していることが分かりました。
耐紫外線材質はどれですか?
耐候性試験(UV-Aを8時間照射、50℃で4時間結露、合計2000時間・ASTM G154サイクル4)では、レーザー焼結用材質のイグリデュールi8-ESDの曲げ強度の変化は約-9%と、長期間にわたって天候による影響やUV照射に対して耐性が優れていることが証明されました。レーザー焼結用材質のイグリデュールi3と、射出成形用材質のイグリデュールJは、曲げ強度の変化が約-14%を示したため、耐候性材質として分類することもできます。
イグリデュールの3Dプリント素材の耐薬品性について教えてください。
トライボフィラメントとレーザー焼結用材質の耐薬品性は、 オンラインショップ製品ページの「テクニカルデータ」 、または イグリデュールデザイナー 「さらに詳しく」の下にある材料のページにある検索可能な一覧から確認することができます。