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イグスバイクは西日本に着きました。高知の街は豊かな自然、美しい海岸線、新鮮な魚介、よさこい祭り、そして日本の近代化に貢献した志士(侍)の生地としても知られています。

われわれは郊外の沈下橋をスタートに定めました。沈下橋とは洪水時に水に沈む構造の橋で、欄干がなく低めに作られています。頻繁に豪雨が降り川が溢れるこの地方では、簡単に壊れないようにこのような構造の橋が考えられました。高知県を象徴する風景の一つです。

水のきれいさで知られる仁淀川沿いに高知の中心街を目指したイグスバイクは、山を下り、海のそばの工業地帯にある技研製作所に到着しました。

技研製作所は1967年創業。建設公害を解決するため、無振動・無騒音で杭を設置できる「サイレントパイラー™」を開発しました。以降、圧入技術を基盤に、自然災害の激甚化やインフラの老朽化をはじめ、時代の変化に伴い生じる社会課題を解決する建設機械や工法を世界中で展開。オランダの世界遺産運河の護岸改修プロジェクトに採用されるなど、グローバルに成長を続けています。

その杭打ち技術による地下工事のしやすさを活かして作られたのが「エコサイクル™」です。円筒形状に自転車を配置するこの駐輪場システムでは、独自の技術により、平均出庫時間はわずか9.7秒。待つことなく自転車を収納・取り出しすることができます。「モバイルエコサイクル™」ではそれを可搬式に進化。

イベント会場などでまるでテントのように設営し、46m2の敷地に58台の自転車を収納することが可能です。この高速動作にイグスのエナジーチェーンが役立っています。他にも駐車場のエコパーク、2名乗りのEVを収めたEVエコパークなど、一行は技研製作所の技術力を目の当たりにしました。

技研製作所を出た我々は高知の街中を訪ねました。駅前には幕末の志士と呼ばれる侍の銅像が並んでいます。この地方は古くから漁業や貿易で栄えており、江戸時代(侍による政府)から近代的な日本政府に移り変わる際に重要な人物を輩出したことでも知られています。この時期の侍には国際社会に対応するビジョナリーであることが求められました。彼らの目にイグスバイクはどのように映ったでしょうか。後藤さんは、高知駅に到着し自然から街中に及んだこの旅を終えました。

e-chain systems 営業部の後藤です。高知県ならではの自然や街並をイグスバイクで楽しみつつ、皆様へ日本の良き風景の一つとしてお伝え出来れば幸いです。