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イグスバイクツアーも3日目。われわれは中日本の刈谷市にいます。この観覧車があるサービスエリアは、単なる有料道路の休憩地点というだけではなく、大規模なレジャー施設として有名です。
多くのアトラクションや温泉があり、有料道路からでも、周辺の街からもアクセスできるという、日本でもとてもユニークなシステムとなっています。

この町は世界一の生産台数を誇るトヨタ自動車のふるさととして知られ、自動車部品メーカーが集積しています。今日の目的地はそのメインプレイヤーの一つ、トヨタ紡織様です。われわれはユニット部品事業戦略企画室の掛川さんを訪ねました。

掛川さんのご紹介でわれわれはトヨタ紡織の歴史を学び、彼らがトヨタの創業者の祖業である織機のメーカーから自動車周辺機器メーカーとして発展してきた経緯を知りました。
第二次世界大戦の厳しい状況を乗り越えて大きく発展した背景には、創業者の哲学「豊田綱領」があったことを学びました。

掛川さんの所属するチームは、彼らのイノベーティブな製品のひとつである水素自転車の開発を行っています。これは金属に吸着させた水素を収めたボンベをバッテリーとして使う電動自転車で、非常に小型化されたセパレーターを有しています。水素から電気を取り出しモーターに伝える機構を自転車の中に収めた製品です。

開発チームにイグスバイクを紹介したところ「樹脂でここまで部品が作れるとは思わなかった」「思ったよりずっと軽快だ」などの感想が聞かれました。茂森さんとイグスチームも水素自転車を試乗させてもらいましたが、普通の電動アシスト自転車と変わらずに乗れる完成度の高さは驚きでした。

今日のハイライトは水素自転車と共に走る刈谷市内のライドです。公園にある古い日本の庭園風の美しい橋が2台の自転車を迎えてくれました。樹脂製の自転車と、水素でドライブする自転車。移動の可能性を拡げる自転車が一緒に走るのは思い出深い経験となりました。

トヨタ紡織様とは、一緒に日本の有名なスポットを巡りましょうと約束をしました。
今後もう一度お会いすることになるかもしれません。お楽しみに!

オートモーティブセールスを担当しています。今回のトヨタ紡織さんとのコラボレーション企画にわくわくしています。
自転車は10年ほど前まで乗っていましたがしばらく遠ざかっており、今回はトレーニングしてこのライドに臨みました。