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イグスバイクツアーの2日目は、青空と木々の緑が美しい富士吉田市からスタートしました。東京から110kmほど離れたこの町は、そのいでたちの美しさを世界的に知られた富士山のふもとにあり、豊かな自然と豊富な降水による名水の産地としても知られています。朝の気温は0度。道端に雪も残り、東京とは全く違う風景です。

セールスの宮向さんはイグスバイクを見るのは今日が初めて。入念にバイクをテストしていました。

江戸時代から観光スポットとして有名だった富士山ですが、1960年代に人気が上がり、富士吉田市が観光の拠点となりました。現在では海外からの旅行者が多く、人気の過熱が課題となるほどです。バイクツアーは写真撮影スポットとして大人気になっている新倉山浅間公園を訪ねました。ここは日本風の塔と富士山、そして満開の桜が同時に撮れるほとんど日本唯一の場所です。
残念ながら桜の開花まではあと1週間。富士山も雲がかかっていましたが、美しい塔と見晴らしは訪れる者を唸らせるものがありました。

一行は富士山のふもとをくだりましたが、イグスバイクは下り道でも安定した挙動を示してくれました。ひたすら下ること15km。隣の都留市にある、株式会社若井様にやってきました。
若井様は、ダイカスト部品の検査・研磨を中心に事業を展開する企業です。画像視認検査装置や歪検査装置などを製作し、精密作業の知識と技術でものづくりの品質アップと合理化を提供しています。e-chainとイグリデュール両方のユーザーである若井のエンジニアの皆さんは、射出成形されたイグスバイクの製造法などを熱心に質問されていました。

若井様の訪問を終え、宮向さんは近くにあるリニア実験線に向かいました。1995年以来、ここ都留市をスタートとする約42kmのコースではリニアモーターカーの実験が繰り返されています。

ここでは鉄道の最高時速603km/hの記録が作られました。現在、2034年の開業を目指して準備が進められています。実験用のリニアモーターカーが停車する様を目にし、交通の歴史と技術の進歩を学んで、2日目の旅は幕を閉じました。

山梨県のe-chainセールスを担当している宮向です。トライアスロンなどスポーツを愛好しているので、イグスバイクでのこのチャレンジを楽しみにしていました。富士山のふもとを走るだけでなく、この地域のユニークなイノベーターである若井様を皆さんにご紹介することもできて、嬉しく思っています。