機械の動作信頼性の向上には、定期的なメンテナンスが欠かせません。イグスの社内試験場では、材料、お客様の依頼による試験や実際の製品に合った検査を行っています。
イグスでは信頼性を高めるバッチテストの他、長期テストも繰り返し行われています。長期テストの中には、数年に及ぶものもあり、成長する市場ニーズにあわせたテストを行うよう努力しています。
イグスではチェーンフレックス サーボケーブルCF21.UL、及びCF27.D等の長期テストを行っています。走行距離約8m、曲げ半径100mm、加速度約6 m/s²、速度約3.5m/sで、2年半以上テストを続けています。
多くの場合心数と断面積によってケーブルを選定しますが、「ケーブル保護管用」をうたう他社ケーブルは、不具合を招くことが多くあります。
試験用ケーブル CF21.40.10.02.01.UL (4x4 mm² + 2x1.0 mm²)及びCF27.40.10.02.01.D (4x4 mm² + 2x1.0 mm²)、実際にケーブル保護管に敷設した装置でのテスト中、継続的に電気的特性を測定。
1000万回往復試験後、ケーブルを分解して検査。写真上に示すとおり、導体、絶縁体に破損は見られませんでした。長期間にわたる走行の後も、外被にはほとんど摩耗が見られませんでした。
充実押出し成形の内・外被の設計のチェーンフレックスを他社製可動ケーブルを比較すると、イグスのチェーンフレックスで優位な寿命値が得られました。