ロボットケーブル (捻回対応ケーブル)

ロボットケーブルというと、柔らくて丈夫なケーブルを指していることがよくあります。このような特性が望まれる用途は、ロボットだけではありません。これらの用途に共通しているのは、空間内での3次元動作が求められていることです。これらのケーブルには、通常、ねじりモーメントが作用します。したがって、「捻回対応ケーブル」と呼んだほうがより分かりやすい表現かもしれません。この分野で、CFROBOTシリーズは、1メートルあたり±360度までの捻回角度を試験済みの豊富な製品ラインアップを提供しています。これらのケーブルは、電気的要件に応じてさまざまな構造が用意されています。もちろん、シールド付きのものもあり、その場合は構造の設計も異なります。

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シールドと充填材

ロボットケーブルの設計は、直動用途向けケーブルの設計とは大きく異なります。当社のケーブルは通常、直動チェーン内の特殊な条件に耐えられるよう、非常に強く安定した内部構造を持っています。しかし、捻回用途では、まったく異なるアレンジが施されています。これらのケーブルは、捻回動作に対応できるよう非常に柔らかい構造になっています。違いは、シールドと充填材の種類に顕著に表れています。ロボットケーブルについては、シールドのコンセプトが異なっています。当社は、編組シールドではなく、横巻シールドを使用しています。横巻きによってシールドが捻回動作に適応し、開いたり閉じたりできるからです。また、ケーブルには多くの充填材を入れています。これらは、ケーブルのねじれを和らげる衝撃吸収材として機能します。

ロボット用途

毎日、何千台もの車を溶接、固定、ねじ留め、接着するロボットには、確実に動作することが求められます。そのケーブルは、ねじれを許容するだけでなく、耐摩耗性や小さな半径で曲げられることも必要です。この動きは非常に困難なものだと考えられます。チェーン内のケーブルをロボット用の信頼できるシステムにするために、当社は多くの研究を行ってきました。大手自動車メーカーとの様々なテストや、特別に開発されたケーブル試験機での経験から、最も過酷な用途に適合するように製品ラインアップを改良してきました。お客様はこれまで、高価な特殊構造を大量に製造していました。しかし現在は、当社が作成したロボットケーブルのカタログ標準品を利用しています。